私立恵比寿中学、これからを予感させる歌の「表現力」はいかにして生まれたのか?

「ジャンプ」MV公開後の反応について

―その「ジャンプ」ですが、MVが公開された直後、見事にトレンド入りを果たしました。あんなに多くの反応があると思っていましたか。

柏木 私たちもこの曲には力を込めたし、今回のアルバムの表題曲としてハネてくれたらうれしいなっていう気持ちはありました。MVの公開を発表したときにはSNSに期待の声をたくさん書いてくださっていたし、公開された後も「やっぱ、エビ中すごいな」とか「新しい扉を開いたな」っていううれしいコメントをたくさんいただけました。多分、エビ中のことをあまり知らないアイドルファンにも観ていただけてるんじゃないかと思うので、これから先、どんな言葉がみなさんからいただけるか楽しみです。



―あのMVは、バスの運転手のソロカットが意味深で。

中山 なんか、そう言ってる人いるよね!

真山 ねえ。

―特に深い意味はないんですか。

真山 多分、監督のなかにはあるんでしょうけど、私たちは……。

柏木 深い意味は……(笑)。

真山 みなさんが想像を膨らませやすい作りになっているんだと思います。私たちの意図とは違う方向に想像が膨む部分もあるでしょうし、こっちの狙いどおりの反応もあるし。私たち自身はわりと和気あいあいと撮影させていただきました(笑)。「寒い!」とか言いながら。

―飛行場の滑走路のシーンで、さり気なく6人の影が映っているのがいいですね(安本彩花は休養中のため、今作の撮影を欠席)。

3人 (満面の笑み)

―それにしても、今年は駆け抜けましたね。この1年はどうでしたか。

真山 今年は特になんですけど、ライブの本数がとにかく多かったので、ファンのみなさんとお会いする機会が多くて。あと、今年はアルバムを2枚も出すし、シングルも出してるしで、それにともなうイベントでもファンのみなさんにお会いする機会が多かったです。

―確かにそうですね。

真山 そのなかで「10年やってきたんだ」っていう実感が湧いたことがあって。私は、昔からのファンの方が握手会とかに来るといつも気軽に話しかけちゃうんですけど、あるファンの方にもそんなふうに話しかけたら、その方がエビ中の現場に来るのは実は5年ぶりだったりして。そういう会話をすると「もう10年経ったんだ」って実感しますね。久しぶりに来てくださる方も、エビ中のことをずっと忘れないで気にしてくださってたんだなって思うとうれしいし、そういう方々がいてくれてこその10年なんだなって感じることができました。これからも、そうやって応援してくださる方々が私たちのことを思い出せる機会を増やしていきたいし、気にしていただけるようなグループでありたいと思います。

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