ジョン・レノン愛用の緑色のサングラス、約2000万円で落札

オークションにかけられた故ジョン・レノンの緑色のサングラスが2000万円で落札された(Photo by Bill Orchard/Shutterstock)

故ジョン・レノンが愛用していた緑色のサングラスがロンドンでオークションにかけられ、13万7500ポンド(およそ2000万円)で落札された。

故ジョン・レノンの元運転手だったアラン・ヘリング氏がオークションに出品したレノンのサングラスが13万7500ポンド(およそ2000万円)で落札された。

ロンドンのオークションハウス、サザビーズで競売にかけられたレノンのサングラスの予想落札額は6000〜8000ポンド(およそ86万〜115万円)。サザビーズの目録によると、処方箋なしで購入されたこのメガネは、おそらく英アイウェアブランド、オリバー・ゴールドスミスのもので、レノンが出演したリチャード・レスター監督の『ジョン・レノンの戦争』用として1966年にレノンに贈られたそうだ。

ヘリング氏は声明文を発表し、レノンのサングラスを所有するに至った経緯を語った。「1968年の夏、僕はリンゴのメルセデスにジョン、リンゴ、ジョージの3人を乗せて事務所まで送りました。ジョンが車を降りた時、後部座席にサングラスを置き忘れていて、片方のレンズが縁から外れているのに気づいたんです。修理しておきましょうか? とジョンに尋ねると、『ファッションでかけているだけだから、気にしないで!』と言われました。自分に合ったものを手配してもらうとも言っていました。結局はサングラスを修理に出さず、ジョンが残したままの状態で保管していたのです」


Photo : courtesy by sotheby’s

緑色がかった丸型レンズの金縁サングラスは、ねじがないせいで壊れてしまった。その上、レンズにはかすかな傷もある。

オークションでレノンのサングラスを落札した人物が誰であるかは不明だが、ヘリング氏は英BBCに出品しようと思った理由を語ってくれた。「家族のためです。僕がこのサングラスにまつわるさまざまなストーリーを語れるうちにお別れするのは、理にかなっていると思いました」




Translated by Shoko Natori

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