BAND-MAID最新作、我流のハードロックで体現する日本文化とは?

─ほとんど歌詞は、小鳩さんが作詞されているんですよね。

小鳩:今回のアルバムに関しては、プロデュースの楽曲1曲以外、全て私が書かせてもらっていますっぽ。もともとはみんなで歌詞を書きましょうって始って、小鳩とKANAMIちゃんがパッてすぐ出したんですっぽ。KANAMIちゃんの書いた歌詞はすごくかわいらしくてメルヘンな感じが漂っていて、それはそれで良いんですけど、ちょっとBAND-MAIDのイメージとは違うかもしれないねということになり、作詞は小鳩が頑張っていくことになり。BAND-MAIDを始める前から書くことは好きだったので、こうして全部書けるようになって嬉しいですっぽ。

─歌詞を書くにあたって、決めていることはありますか?

小鳩:基本的に、自分のことを書くことはあまりなくて。なるべく普段から本とか、映画とかからインスピレーションを受けるようにしていていますっぽ。あと、気になった言葉とか心に響いた言葉は書き溜めるようにしていますっぽ。タイアップがついている楽曲に関しては、そのアニメを観たり、漫画を読んだりとか、見てくださる方に気持ちを寄せるように意識して書いていますっぽ。

─自分のことを書かないのはなぜなんでしょう。

小鳩:自分のことだけを書いていたら情緒不安定になってしまうと思うので(笑)。1曲1曲にストーリーを持たせて書いていることが多いですっぽ。

─小鳩さんが書いた歌詞をSAIKIさんが歌うわけですけど、どのような気持ちで歌に向かい合っているんでしょう。

SAIKI:作詞の意図は訊かないで自分が思ったままで歌うようにしています。作曲を中心にやっているKANAMIのイメージと、作詞している小鳩のイメージは別ですし、それが良さだと思っているので。私も私なりに解釈して歌いますね。

─今回のアルバムを聴いて、SAIKIさんの表現力がすごく高まったと思いました。

SAIKI:メジャーデビューしたときは、2時間続けて歌うのがギリギリという喉の状態で。一昨年の夏に手術をしたんです。同じことを繰り返さないように筋トレとか体の改善をしたり、筋膜剥がしとかもやって、より自分の声を支えられる体づくりに取り組みました。

─喉の手術をされたんですね。

SAIKI:声帯ポリープができて。1週間は完全沈黙で、1ヶ月は歌っちゃいけないという状況でしたね。

─そこから、歌い方を変えた?

SAIKI:そもそもハードロックを歌ったことがなかったので、喉がついていかずに1番声帯に悪い歌い方をしていて。そういう歌い方にならないようにレッスンで教えてもらいながら、自分も筋トレをしながらやっています。

小鳩:小鳩も手術したっぽ。

─何の手術ですか?

小鳩:小鳩は声ポリープではないんですけど、喉の使いすぎで無理をしすぎてしまった帯結節というのを除去して。今の小鳩になりましたっぽ(笑)。

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