BAND-MAID最新作、我流のハードロックで体現する日本文化とは?

─全員好きな音楽がバラバラですが、5人で音楽の話をすることはあるんですか?

KANAMI:私のコアな趣味に付き合ってくれるのは、ドラムのAKANEですね。ライブを観に行きたいって言ったら、付き合ってくれます。

小鳩:お勉強もかねて、みんなで一緒にライブを観に行ったりもしますっぽ。刺激を受けて、こういうのをやりたいとか、次ああいう演出やりたいとどんどん吸収して、すぐお給仕(BAND-MAIDのライブ)に反映していますっぽ。

KANAMI:ZOZOマリンスタジアムに、あるアーティストさんのライブ観に行った帰り道、私たちがここに立つならと思い浮かべながら思いついたフレーズをボイスメモに吹き込んだんです。それが「endless Story」になりました。そういう意味でも、吸収したことはそのまま表現につながっていますね。



─バンドがはじまった当初は、メンバー以外の作曲家さんがいましたよね。現在はメンバー自身で作詞作曲すべてやられているんですよね。

小鳩:今は自分たち主体で作曲をしていて、作詞は小鳩が担当していますっぽ。

KANAMI:最初はまだ作曲のスピードも速くなかったので、初アルバム『Just Bring It』は楽曲を提供していただいたり、共作でアレンジを詰めていたんです。いつもお世話になっているエンジニアさんと一緒にアレンジをさせていただく中で吸収したり、経験も積んできたから、今があるのかなと思います。

─本当に時間をかけてバンドへと成長してきたんですね。

小鳩:本当にそうですね。やっていることはより一層バンドになったなと。最初の頃の私たちとは何もかもが変わっていると思いますっぽ。

SAIKI:1、2年で制作の仕方もデータに移行したので、やり取りもスムーズになって。どんどんスピードが上がっているのは感じますね。

小鳩:打ち込みも覚えたもんね。

AKANE:前まではスタジオに入って個人でドラムのフレーズをiPhoneで録る手間があったんですけど、今はドラムの打ち込みのソフトを入れて自分で録って送るようになって。

KANAMI:本当はみんながDTMをもっと上手く使えるようになって、ミックスも頼めるくらいにしたいなという企みもあります。でも、それくらいクオリティも上がってきているんじゃないかなと思っています。

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