BiSHサウンドを作り出すSCRAMBLESが新スタジオ開設、松隈ケンタの狙いとは?

SCRAMBLES代表を務める松隈ケンタ



このスタジオがおもしろいのは、「SCRAMBLES」のオフィスが併設されているところだ。13人のクリエイター、エンジニアが机を並べて楽曲制作を行っている。楽曲制作から、録音、ミックス、マスタリングまで、この空間ですべて行うことができる。こうした有機的な設計についても松隈は意識的だ。


SCRAMBLESのクリエイターたちが机を並べて楽曲制作を行っている

「前のスタジオは狭くて愛着があってよかったんですけど、逃げ場がないところがネックになっていて。歌い手さんがのびのび歌える環境が作りたかった。待合場所も別々にあるので、歌い手さんとレーベルの人だったり、お互い気を使わなくていい。これまでの経験でサイズ感も含めかなり考えて作りました。音作りまで含めてSCRAMBLESなので、録った音をすぐに修正したり、ギターのコードを変えることもできる。ここだけで曲作りから発売まで完結できるんです。


スクランブルズサウンドのほぼ全てのミックスを手がけているエンジニアの沖悠央氏

それって、時代とはかなり逆行しているんですよ。家で1人のクリエイターが完パケする時代だから。音楽はセンスでやっていると思われがちなんですけど、知識とか技術がすごく大事な時代になっていて、僕たちは技術を重視している。隣の席にいれば、こここうしたほうがいいよってアドバイスをしたり、こんなのが流行っているよとか言い合える。いわばバンドですよね。13人のクリエイターでバンドをやっているみたいな。常に新鮮だし、みんなで成長できるみたいな感じですね」

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