Licaxxxと桂葵から見た、渋谷のナイトカルチャーと未来

Licaxxxと桂葵から見た渋谷の印象

MC MAMUSHI:元々、東京出身なんだっけ?

Licaxxx:そうですね。東京の東村山市と言うところから出てきて、高校生の時はCDを買いに来る時だけ渋谷のHMVとかタワレコを目指して出てきていました。ダンスミュージックレコードに行ってビビって帰るみたいな(笑)。


Licaxxx(Courtesy of  WHITE NIGHT WEEK )

MC MAMUSHI:その当時の渋谷と今の渋谷って印象は変わってるものなんでしょうか?

Licaxxx:東京といっても住んでいた東村山市は、渋谷まで電車で1時間くらいかかるところで。都会に出てきてる意識もありましたし、ギャルか外国人がいるみたいなざっくりのイメージがありますね。そこからはアイコンとして女子高生のギャルは減りましたけど、基本的には変わってないかな。

MC MAMUSHI:桂葵は渋谷に関してはどんなイメージを持ってる?

桂:Licaxxxさんが基本渋谷にいるっておっしゃったじゃないですか。実は私も、渋谷にいるんですよ。カテゴリーは違うんですけど、渋谷はバスケにゆかりがある土地で。代々木第二体育館があったり、昔のセンター街はバスケットボールストリートっていう名前だったり、GALLERY・2は学生時代はバスケ部のデートスポットだったり。極め付けはやっぱり代々木公園。24時間いつ行ってもフルコートでバスケができる環境があるんですよ。


桂葵(Courtesy of  WHITE NIGHT WEEK )

MC MAMUSHI:2005年にNIKEがリノベーションしたストリートバスケコートが代々木公園にできまして。日本にはそんなにストリートコートがないので、あのコンディションでキープされているのはかなりレアなコートです。

桂:学生時代からかなりバスケに寄った生活をしていたんですけれど、渋谷は結構来る街でした。

MC MAMUSHI:桂葵は自分で言うのもあれだから言うけど学生時代からエリートプレーヤーだったわけじゃない。学生バスケのトップを決める場所にずっといて。プロの誘いもあったと思うんだけど、なんで行かなかったの?

桂:ありました。渋谷の話でいうと、私はやっぱりバスケの渋谷しか知らなかった。同じ街にこういう渋谷の楽しみ方をしてる人がいるわけじゃないですか。このままバスケで進んでしまうと、渋谷をバスケの渋谷の街でしか見れないと思って。でも、渋谷に降り立つと自分と違う人種の人たちが沢山いるわけじゃないですか。なんだ、世界は広そうだなと。やっぱりバスケだけじゃない世界を見てみたいと思って、学生を一旦区切りにしました。

MC MAMUSHI:でもまた戻ってきたわけですよね?

桂:皆さん戻ってきたっていう表現をされるんですけど、私にとってストリートバスケは全く違う世界でしたよ。MAMUSHIさんも知らなかったですもん。

MC MAMUSHI:別に俺が呼び込んだわけじゃないからね(笑)! でも、今はがっつり働きながらバスケもしていると。

桂:深夜に代々木公園で練習する生活は、自分で言いますけどエリートバスケの環境では考えられなかった世界です。体育館に冷暖房ついてないだけで文句を言うような環境でやっていたので、外でバスケをすること自体私にとっては全部アドベンチャーです。全然違う世界ですね。

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