インターネット視点でのクラブカルチャーをNight Tempo、DJ hype、DJ hasが語る

左からDJ has、DJ Night Tempo、DJ hype(Courtesy of  WHITE NIGHT WEEK )



Future Funkの現在

has:Future Funkの現在についてお伺いしてもいいでしょうか?

Night Tempo:Future Funkって、もともとVaporwaveのシーンから来たんですけど、僕がやっているのは昭和歌謡のリミックスで。もともとはディスコチューンとかK-POPをいろいろ使って生み出すみたいな形で。初期はもっとVaporwaveに近かった。芸術的というか、あまり考えずに作った自由な音楽だったんですけど、途中からオタク音楽みたいに受け入れられてオタク的なサウンドになったり、Vaporwaveをやっている人はVaporwaveの重い音楽をやったり、EDMにいったり、Future Funkに行ったり。僕はもともと昭和歌謡が好きだったので、そっちに進むべきだと掘り起こしてみたり、それを紹介するために前よりもカジュアルにしてみたりして、今オフィシャルの仕事もやらせてもらっています。

hype:オフィシャルっていうのがすごいよね。

has:Future Funkはブートのイメージしかなかったので、オフィシャルの仕事を頼まれるっていうのはすごいことだよね。

hype:最初ってVaporwaveもチルウェイヴの派生系みたいなジャンルだったと思うんですけど、それをちょっと軽快な感じにしてインディロックの踊れる感じを足して、サンプリングしていったようなイメージがあって。Artzie Musicっていう、バンバンFuture FunkがあがっているYouTubeチャンネルがあるんですけど、アニメの1、2秒くらいをひたすら繰り返す動画みたいのがあって。多分、マクロスとかがアニメのネタ使いを始めたのかな。そこからFuture Funkのイメージがついていった。Artzieのあげる動画にいろいろなフォロアーがついてきて、ちょっと有名になって、VaporwaveもやりつつFuture Funkもかけたりとか細分化されていって。Night Tempoさんとかいろんな人が有名にしてくれていった。そんな流れかなって思います。

has:続いてSNSとクラブについてなんですけど、当時、Twitterでイベント告知などをして、イベントの動画だったり写真だったりをハッシュタグをつけてアップロードして、それを見た人たちがまた遊びにくる、っていういい連鎖がありました。最初のほうは試行錯誤していましたよね。

hype:どうやって知り合い意外の人に届けたらいいんだろうって、すごい考えましたね。何したか覚えてないですけど(笑)。「BOUNCE UP」も最大4、500人とか集客していたんでしたっけ?

has:去年は過去最高の470人って人数で。基本的にはTwitterメインで告知をしているんですけど、最近、Instagramが1番見られているんじゃないかって思います。

hype:インスタのストーリーが効果的なのかなって思いますよね。

has:SNSで発信するにあたり、気をつけていることはありますか?

hype:極力プライベートな面は控えるっていうか。特にInstagramはそういうところを意識しています。

has:Night TempoさんはSNSを使っていて気をつけていることとかありますか。

Night Tempo:僕は自分の色を守りながらアップロードしようと思っていたんですけど、毎日何を伝えればいいんだろうと最近悩みすぎてアップしないときがあって。今は、自分の好きなものを選んでアップロードしています。基本的に英語を基本にしているんですけど、どこのなになにさんっていうのが嫌で。最近はTwitterのほうで英語ばかり使うと申し訳ないと思って、日本語をがんばろうと、フジロック以降、Twitterのほうは頑張っています。Instagramは毎日1個ずつ自分のコレクションを自慢するって決めて、たくさんアップロードしていて。自分自身もアップしたらあまり反応がないですから(笑)。あとは最近はTwitterで、毎日昭和の渋い音楽を1曲ずつ選んで短くエディットして動と一緒にアップすると反応がよくて。自分があまり興奮していなかった曲たちをもう1回聴いて研究して、自分なりにも勉強になっています。そういうセンスをレベルアップして、自分のライブとか発信したものを、ちゃんとした形で作りたい。

自分の考えや得意なことをちゃんと表現していったら、逃していた音楽まで伝えることができて、もっとSNSの使い方があるんだなって感動しています。InstagramもFacebookの更新ペースもアップしたりしていて、僕のことを好きな人は読んでくれているので、けっこう効率がいいと思うんです。どちらもがんばって考えを伝えたら、来てくれる人も増えてくれるので、すべてが勉強ですね。

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