ザ・クロマニヨンズ、不変のロックンロールが見せた「正解」

全国58公演を回るツアーを開催中のザ・クロマニヨンズ(photo by 柴田恵理)

ザ・クロマニヨンズが、全国ツアー〈ザ・クロマニヨンズ ツアー PUNCH 2019-2020〉を開催中。来年4月のツアーファイナルまでに全国58公演を約半年で回る予定だ。本記事では11月20日(水)に東京・TSUTAYA O-EASTで開催されたライブをレポートする。

会場に入ると、正面には「PUNCH」と縁取られた電飾がステージを照らしていた。本ツアーは、ザ・クロマニヨンズ13枚目のアルバム『PUNCH』を引っ提げて開催されるもの。本人達も公言しているように、ザ・クロマニヨンズはどのアルバムが出た時も“いつも同じ”カッコよさを見せる。最上級な彼らに変化は必要ないのだ。今回のアルバムの名前「PUNCH」という言葉に自分はどう向き合うか、そんな事を考えているとライブが始まった。

ステージが暗転しSEが流れると、真島昌利(Gt)、小林勝(Ba)、桐田勝治(Dr)、そして甲本ヒロト(Vo)が登場。甲本が「オーライ、ロッケンロール!!」と叫ぶと、歓声と熱狂が巻き起こる。『PUNCH』の1曲目「会ってすぐ全部」が今日の一発目だ。

ライブは『PUNCH』から楽曲を中心に披露されていった。発売されてまだ1ヶ月ほどだが、観客との一体感はすでに完成済み。「怪鳥ディセンバー」「ケセケセ」と続けると、観客は待ってましたとばかりに飛び跳ねて盛り上がる。その様子は、1つのうねりとなって会場を揺らすほどであった。

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