BEYOOOOONDSの多面性はどこから来るのか?「強すぎる個性があるから生まれた曲がたくさんある」

研修生組とオーディション組の融合

―夢羽さんはどうですか?

山﨑:今、一岡伶奈ちゃんが言ったように、この1年はいろんな出来事がスピーディーにやってきて、ハロプロ研修生だった頃に憧れていたようなことがたくさんできているので、毎日夢のような時間を過ごしています。あと、個人的に成長できたと思うのが、BEYOOOOONDSが4月にやらせていただいた主演舞台「不思議の国のアリスたち」で、これまで私は緊張しちゃうと自分のやりたいことを思うようにできないタイプだったんですけど、このときは周りにBEYOOOOONDSのメンバーしかいなかったということもあって、自分のやりたいことがしっかりできたので、自分の殻をさらに破ることができたと思います。

―緊張してしまうというのは、よりよいものを見せようという気持ちが強すぎてしまうからなんでしょうか。

山﨑:それもあるんですけど、自分は人見知りなので、周りによく知らない人がいると「あ、緊張する……!」ってなって、「ここまではやらなくてもいいや……」っていうふうに自分に制限をかけてしまうので、あとで映像を見返していつも後悔していたんです。

―なるほど。萌花さんはいかがですか?

小林:私は普通の高校生として3年間を過ごしてきた最後にオーディションを受けてBEYOOOOONDSに入ることになったので、生活リズムがすごく変わりました。それだけでも大きなことだったんですけど、これまでピアノしかやってこなかったというのもあって、ダンスや歌をするようになってからは日々の運動量が全然変わったし、ご飯を食べる時間や寝る時間みたいな、日常生活の基本的なところからすべてが変わった1年でした。でも、今年の春の舞台ではちょっと体調を崩してしまったり悩んだりしたので、その経験を活かして、今回の舞台(「リボーン~13人の魂は神様の夢を見る~」)は健康的に取り組みたいと思ってます。



―萌花さんなんて、1年前と今の生活の差が本当に激しいでしょうね。

小林:今はあの頃とは全く違って、朝から晩まで動き続ける感じですね。でも、私は暇だと退屈しちゃうタイプなのでいろいろ動けていることがうれしいです。

―一岡さんと山﨑さんから見て、小林さんたちオーディション組の成長は著しかったんじゃないですか?

一岡:はい。最初の頃は、楽屋にいても(オーディション組の)3人と元々のメンバーだった9人が分かれがちで、3対9みたいな感じではあったんですよ。しかも、「この人とは話すけど、この人とは話せない」みたいなのもあって。それが春の舞台ぐらいからみんながいろいろ意見を言える環境ができてきました。あと、メジャーデビューが決まってリリースイベントが始まってからは、自分たちで立ち位置を決めたり、みんなで話し合って物事を決める機会が増えて、そういうなかで出てくる3人の大人な意見に「あ、そういう考え方もあるんだな」って思うようになりました。

―なるほど。

一岡:しかも、萌花ちゃんはピアノも弾くじゃないですか。今回の舞台でもピアノを弾く場面があるんですけど、普段の稽古が朝から夜まであるのに、いつピアノの練習をする時間があるんだろうって思うぐらいちゃんと弾けているので、見えないところでの努力がすごいなって思います。

小林:(照れ笑い)

―寝る間を惜しんで、という感じですよね、きっと。

小林:自分の限界を見つつ、できるところまでやるっていうことを意識して今は頑張ってます。

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