映画『ボヘミアン・ラプソディ』プロデューサー、マイケル・ジャクソン伝記映画を製作

映画『ボヘミアン・ラプソディ』のプロデューサー、グレアム・キングがマイケル・ジャクソンの伝記映画を製作する(Globe Photos/mediapunch/Shutterstock; Matt Baron/Shutterstock)

映画『ボヘミアン・ラプソディ』のプロデューサー、グレアム・キングとマイケル・ジャクソン・エステートは、“キング・オブ・ポップ”ことマイケル・ジャクソンの生涯を描いた正式な伝記映画の制作に向けて合意した。

映画『ボヘミアン・ラプソディ』のプロデューサー、グレアム・キングとジャクソンの遺産を管理するマイケル・ジャクソン・エステートは、キング・オブ・ポップの生涯を描いた正式な伝記映画の制作に向けて合意した。

エンターテイメントニュース専門の米Deadline誌が報じたところによると、キングが設立した映画プロダクション、GKフィルムズ(クイーンの伝記映画にとどまらず、現在はビージーズの映画も制作中)がジャクソンの生涯のみならず、楽曲を使用する権利を獲得した。同社の代表者は、これが事実であるとローリングストーン誌に正式に認めた。マイケル・ジャクソン・エステートの代表者はコメントを控えている。

Deadline誌によると、キングが以前プロデュースした伝記映画『アビエイター』(監督はマーティン・スコセッシ)の脚本を手がけ、アカデミー脚本賞にもノミネートされたジョン・ローガンがジャクソンの伝記映画の脚本を執筆する。『ボヘミアン・ラプソディ』同様、ジャクソンの生涯とキャリアにおいて物議を醸してきた出来事からも目を背けない内容になるとのことだ。

現時点では映画スタジオは関与しておらず、キャスティングもまだの段階だ。同作はジャクソンの人生を描いた初の正式な伝記映画となる。ジャクソンの人生はこれまでにも無数のテレビ向け映画などで取り扱われており、そのなかでも米ライフタイムが2017年に発表し、酷評された『Searching for Neverland(原題)』は記憶に新しい。米HBOの『ネバーランドにさよならを』は、2人の少年に対するマイケルの性的虐待疑惑に迫っている。

マイケル・ジャクソン・エステート公認の伝記映画に関するニュースは、ブロードウェイの新作ミュージカル『Ain’t Too Proud: The Life and Times of the Temptations(原題)』の出演者であり、大ヒットミュージカル『ハミルトン』のオリジナルキャストのひとりでもある俳優エフライム・サイクスが同じくマイケル・ジャクソン・エステート公認のミュージカル、『MJ: The Musical(原題)』でキング・オブ・ポップを演じることが決まった、という報道の翌日にもたらされた。『MJ: The Musical』は2020年にブロードウェイでの上演を予定している。


Translated by Shoko Natori

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