ユアン・マクレガー、映画で演じたキャラクター・ランキング

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42位 『インポッシブル』(2012)

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スペイン人の監督J•A•バヨナの注目に値するテクニックが見られるこのスリラーは、2004年のインド洋の津波に遭遇したとある観光客の家族が、23万人の命が失われた中で(そのほとんどが観光客ではない)生き延びていくのがストーリーとなり、主にナオミ・ワッツの見事なまでの苦しむ演技を披露する場となった。マクレガーは彼女の夫を演じ、少しばかりぎこちない。夫婦がお互いに気まずく見えるようになってからは特にそうだ。また、彼がそれを必要とするかどうかにかかわらず、ワッツが能力をみせた苦しみの演技レベルにはマクレガーは達していない(この映画は悲劇を演じることを勝負するものではない)。マクレガーの演技は悪くはないのだが、その役は他の俳優に簡単に入れ替えることができ、実際にそうなっても映画はそれほど変わることはなかっただろう。

41位 『アメリア 永遠の翼』(2009)

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飛行士のジーン・ヴィダル、つまりヒラリー・スワンク演じるアメリア・イヤハートが結婚生活を送りながらも狂おしいほどに恋をしてしまう相手の男を演じるのがマクレガー。ミーラー・ナーイルが監督をした有名な不運の女性飛行士を主人公にしたこの伝記映画で、マクレガーはそれなりに思いやりがあるように見える。もちろん、そうでなければならない。マクレガーはイヤハートの夫を演じるリチャード・ギアと競い合う。だが実は、全くダメな脚本や、完璧なまでの堅苦しい題材に打ち勝つことができるものは誰もいない。それは、禁じられた恋愛対象を演じている俳優にとって特に致命的だ。

40位 『ミス・ポター』(2006)

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ピーターラビットのクリエイターであるビアトリクス・ポターについて想像力を働かせて描いた本作は、恋に憧れる気持ちを心に秘めつつ、空想力の豊富な天才として彼女を見せながら、家族向けのエンターテイメント作品にする狙いがある。気取り気味のレニー・ゼルウィガーが作家兼イラストレーターを演じ、マクレガーは出版者と愛人を演じている。彼は、出版を営む家族の中では年下であり、見下されていて、一見つまらなさそうな本を担当することになる。予想通り、マクレガー演じる役はその本の中に、そしてポターの中に真の可能性を見つける。彼の演技には多くの哀愁が存在する。彼はポターと同じように負け犬だ。また、この映画自体はそれほど記憶に残るものではないが、スターとしてのマクレガーの強みを中立的なやり方で(あらゆる優しさと品の良さを使って)発揮している。

39位 『アレックス・ライダー』(2006)

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マクレガーの役は、この派手さのない楽しいスパイ冒険映画ではカメオに過ぎない。今までになかったシリーズの始まりを描く本作は、諜報員の叔父(演じたのはもちろん君の思っている人だ)が死んだ後、MI6にスカウトされる10代の少年の物語である。マクレガーはもちろんいつものように魅力的な存在であり、彼ならジェームズ・ボンドを上手に演じられたかもしれないと簡単に想像していた私たちに、遅ればせながらも、この映画で一瞬にしてそのことを十分に証明してみせた。

38位 『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』(1999)

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この映画で重要なことがある。ユアン・マクレガーは、「スター・ウォーズ」のプリクエルで素晴らしいオビ=ワン・ケノービを作り出し、偉大な故アレック・ギネスがジェダイのマスターとして作り出した堂々とした声の抑揚を自分の物にしたことだ。ジョージ・ルーカスが監督したエピソード1〜3の三部作は、かなり評判が悪く、非常に個人的なものでもあり、時には苛立つこともあるが、素晴らしいことも多い。その1作目では、マクレガーでさえ順応するのに苦労した。彼がどれほど頻繁に立ち止まっては、戸惑っている様子を見てほしい。また、不自然な特殊効果も役に立っていない。ジャージャービンクスとのある会話では、彼は視線が合っていないようにも見える。それでも、脚本上にしっかりと描かれていない役にニュアンスと深みをもたらすのに苦労しているとはいえ、マクレガーは素晴らしい俳優であることは明らかだ。 この続編以降は、はるかにうまく役を演じられている。

37位 『ブローン・アパート』(2008)

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ミシェル・ウィリアムズは若い母親を演じ、その夫と息子はアーセナルのサッカーの試合でテロリストの仕掛けた爆弾により命を落としてしまう。マクレガー演じる役は、裕福なジャーナリスト(今回のジャーナリスト役は裕福だ)で、ウィリアムズを口説く。そして、夫と息子を亡くして悲しむ未亡人に正義がもたらせるように手を尽くす。マクレガーは、説得力を持って饒舌に話す躍動感をこの役で見せている。彼は女たらしだが、このウィリアムズ演じる女性には苦労する。残念ながら、物語的にも感情的にも我々観客をエンディングまで騙した後、この映画は全くどこにも進まない。それは実際には俳優のせいではないが、面白いキャラクターが登場しても、手持ちぶさたになっている状況に独特なフラストレーションが起きてしまう。

36位 『ヤギと男と男と壁と』(2009)

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ユアン・マクレガーはこれまでに何回ジャーナリストを演じてきたのだろうか? マクレガーがこの一風変わったコメディで演じるのは、イラクで元特殊部隊のやり手ジョージ・クルーニーのあとをついてまわるジャーナリストの役だ。ストーリーは、テレパシーの力を利用しようとするアメリカ軍の進行中の計画を含む数十年にわたる軍事実験についてである。わかっている。この説明は、このページではありがたみのないものだ。だが、マクレガーは、観客の代わりとなるジャーナリストの役以上に多くのことをしている。また、彼とクルーニーは、時折、「珍道中シリーズ」のホープとクロスビーのコンビのように、相性がよく、陽気なところがある。

35位 『天使と悪魔』(2009)

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ダン・ブラウンの大ヒット作『ダ・ヴィンチ・コード』の続編となる本作で、教皇の突然の死により教皇庁の支配権を握るバチカンの役人「カメルレンゴ」の役を決める際に、インスピレーションでマクレガーが選ばれた。そのキャラクターは、若く、礼儀正しく、論理的で、協力的な内部の人だ。のちになって、彼は、教皇の殺害とその有力な後継者の誘拐に関する首謀者で、攻撃的で独裁的な人間であることが判明する。マクレガーは、スターウォーズの成功をきっかけに、このような役を何度か引き受けた。そのうちのいくつかの役では、彼が本来得意とする信頼感のある役から離れ、隠謀を企んだり、怒鳴ったりする役を演じるチャンスを手に入れた。映画は全体的にはくだらないが、マクレガーは楽しんでいるように見える。

Translated by Koh Riverfield

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