もし「死にたい」と打ち明けられたらーー最も悲劇的な"自殺"について考える

近年、アメリカでも日本でも若者の自殺は増え続けている(Photo by Pixabay)

2019年9月に書籍『なぜアーティストは壊れやすいのか?』を出版した、音楽学校教師で産業カウンセラーの手島将彦。同書では、自身でもアーティスト活動・マネージメント経験のある手島が、ミュージシャンたちのエピソードをもとに、カウンセリングやメンタルヘルスの基本を語り、アーティストや周りのスタッフが活動しやすい環境を作るためのヒントを記している。そんな手島が、日本に限らず世界の音楽業界を中心にメンタルヘルスや世の中への捉え方を一考する連載「世界の方が狂っている 〜アーティストを通して考える社会とメンタルヘルス〜」をスタート。第1回は、昨今アメリカでも日本でも増え続けている"自殺"をテーマに、産業カウンセラーの視点から考察する。

人が生きていく中で何らかの苦境に立たされた時、最も悲劇的なことは"自殺"という手段を選んでしまうことかもしれません。

アメリカでは10代の自殺率が過去10年で急増、事故死に次いで死因の2位が自殺というデータが発表されました。また、日本では10歳〜39歳までの死因は自殺が1位という、深刻な事態になっています。

アーティストたちに関しても、これまでに数多くの同様の悲劇が起きてしまっているのが現状です。

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