アルバム『レッド・ツェッペリンII』誕生秘話

レッド・ツェッペリンの2ndアルバムは、バンドを代表する1枚となった。(Photo by Charles Bonnay/The LIFE Images Collection/Getty)


しかしその甲斐はあった。ロックギタリストのペイジが「若いままでいたいとあがく堕落した年増の女」について書いた曲で、ツェッペリンの曲の中で最も気に入らない作品と公言している『リヴィング・ラヴィング・メイド』ですら、明らかに素晴らしい仕上がりだった。8月までにレコーディングを終え、エンジニアのクレイマーとペイジは、Altecの12チャンネルのコンソールが備わるニューヨークのA&Rスタジオに籠もって2日間で仕上げの作業を行った。「これ以上ないほど旧式のコンソールだった」とクレイマーは言う。

1969年10月22日にリリースされたアルバム『レッド・ツェッペリンII』は、12月にはザ・ビートルズの『アビイ・ロード』を抜いて米国でナンバー1を獲得し、半年で300万枚を売り上げた。シングル『胸いっぱいの愛を』は1970年1月に米国のチャートでナンバー4を記録したが、それから10年後に訪れるヘヴィメタル・ブームの前触れだった。

「それまでの生活の何もかもが変わってしまった」とプラントは言う。「あまりにも突然の変化で、どうしたらいいかわからなかった。」

本記事は、ローリングストーン誌の特集号『Led Zeppelin: The Ultimate Guide to Their Music & Legend』(2013年1月31日号)から抜粋したものである。

Translated by Smokva Tokyo

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