Spotifyスタッフはどんなことを考えている? a flood of circle佐々木が対話してきた

佐々木:それは僕でもできるということですか?

芦澤:できます。最近は雑誌のWIRED.jpもその方式で始めました。メディアの皆さんもポッドキャストという新たな媒体に注目されている方が多く、その企画力やキャスティング力を活かして魅力的なポッドキャスト制作を行う事例も増えてきています。最近は「ELLE』さんもやっているようで、開運セラピーをテーマにして早くもSpotify上で人気のコンテンツになっています。

佐々木:紙媒体と音楽ストリーミングの連動で言えば、『STUDIO VOICE』のアジア音楽特集号でいろんなアーティストがレコメンドする音楽を、手元のスマホを使って誌面に印字されたコードを読み込むだけでその場でSpotifyで再生できるのは凄く面白かったですね。

芦澤:Spotifyでは気に入った楽曲やアルバム、プレイリストをシェアできる独自のコードを発行できます。これをSpotifyの検索画面のカメラで読み込むだけで、その音楽を再生できるのですが、2018年春に『POPEYE』がこれを活用した企画を行い、読みながら聴ける音楽特集として話題になりました。スマホを手元に置きながら雑誌を読むことが多いと思うので、誌面で紹介されている音楽を簡単に見つけて、その場で聴かれたら楽しいですよね。

佐々木:確かに。

芦澤:音楽ファンが音楽ファンとアーティストのために運営しているサービスというのが、Spotifyの特徴のひとつです。様々な音楽ストリーミングサービスがありますが、Spotifyは音楽サービスを中核とした会社として、すべての取り組みの根底に音楽愛があるのかなと思います。

佐々木:Spotifyの音楽愛の部分は強めに書いときます(笑)。

芦澤:ありがとうございます(笑)。

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