Spotifyスタッフはどんなことを考えている? a flood of circle佐々木が対話してきた

左から、Spotifyの芦澤紀子、a flood of circle・佐々木亮介

「仲間集めをしたい」という一言から始まったa flood of circle・佐々木亮介による対談連載「LEO’s Friend-hunt」。第2回のお相手はSpotifyスタッフの芦澤紀子氏。ストリーミング・サービスがリスニング環境に変化をもたらして久しいが、この対談を行ってからの2ヶ月でも、星野源や嵐がストリーミング配信を開始するなど刻一刻と状況は変化している。内部の人はどんなことを考えているのか? 8秒間の動画が再生される「キャンバス」なる新機能の話など、ざっくばらんに聞いてきた。

2019年8月13日。担当編集クロダと待ち合わせしてSpotify Japanのオフィスへ。8月12日はa flood of circleが「Rock In Japan 2019」に出演した。8月14日はシカゴで録音した『Meme Song』がリリースされる。「Rock In Japan」でシカゴの音楽の話をしても通じないかも。シカゴでRock In Japanについて話をしても通じないかも。

でも俺が興味あるのは、分裂じゃなくて接続の方なんだ。今日も初めてのことをする。SpotifyでSpotifyの人たちと話す。インタビューっていうか、ただ、話す。「Rock In Japan」に出る人達の音源とシカゴの人達の音源とを並列に聴くのは、以前なら物理的に手間がかかった。CDショップで探せば、棚どころかフロアさえ違うだろう。そこには一つの空間に一つのジャンルの「モノ」がぎっしり詰まっている楽しさがある。

でも今は手の平の上に、音楽のストリーミング・サービスがある。棚もフロアもない。検索枠に名前を入れれば、大概の音源が目の前に現れる。最近じゃ日本のビッグなミュージシャン達の音源も次々と解禁されている。片やトム・ヨークのように、ストリーミング・サービスを嫌う人もいる。ストリーミング・サーヴィスは「接続」の仲間だろうか。敵だろうか。散々語られてきたことかも知れない。

だけど、アルゴリズムが選んだプレイリストを聴いていても、そのアルゴリズムを設置した人がその向こうにいる。どんな人が何を考えてるんだろう? 第2回は佐々木とクロダと、Spotifyの芦澤さんの会話。

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