妊婦を米国外から呼び寄せ「赤ちゃん工場」に利用していた男が逮捕

ポール・ピーターセン容疑者は米アリゾナ州マリコパ郡の査定人だった。(Photo by Maricopa County Sheriff's Office/Shutterstock)



見逃された手がかり

ピーターセンの悪事は2017年に、FBIへの匿名での通報により発覚している。しかし2006年に、ピーターセンが提示した養子に引き取る手順の合法性に疑問を感じた裁判官は、アリゾナ在住の夫婦によるマーシャル諸島人の子供を養子にするための嘆願を、最終決定を前に却下した。が、この判断は当時の控訴裁判所判事のアン・スコット・ティマー氏に、養子として引き取られるのが一番子供のためになるとして覆された。ティマー氏は現在アリゾナ州最高裁判所判事である。

ピーターセンの逮捕を受けての記者会見で、ユタ州司法長官のショーン・D・レイエス氏は子供を産んだ母親も里親たちも被害者として扱い、すでに引き取られた子供たちはこれからも里親と暮らすと語った。「我々はすでに引き取られた子供と里親の間に干渉するつもりは一切ありません。」とレイエス氏。「被害者を守ることが…我々の最優先事項です」

ユタ州の捜査官が話を聞いた養母は、ピーターセンがこのような悪事を働いていたとは全く知らなかったと言い、「赤ちゃん工場」と呼んでいた。フェニックスCBS 5の取材を受けた別の養母は、生母の出産にかかった医療費の請求書を受け取ったときに、日付が手続きを始める前だったと気がついたときに、初めてこれが詐欺だったと知ったと言う。「もし知っていれば、正直息子は養子にもらっていませんでした」と話した。

ピーターセンは現在マリコパ郡拘置所に拘束されており、保釈金は50万ドル。マリコパ郡管理委員会が圧力をかけているにもかかわらず、彼はまだ郡査定人から辞任していない。

Translated by Mika Uchibori

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