米国史上初の行為、トランプがトルコ大統領へ手紙で警告「愚か者になるな」

また同16日には議会指導者たちが大統領と面談し、大統領の決定による悪影響をどう収拾するかについて話し合った。同日、米下院では、シリア北部からの米軍撤収に反対する決議案を354対60の賛成多数で可決している。議会指導者と大統領との話し合いの結果は好ましいものではなかった。「大統領は事態を掌握できていません」と、ナンシー・ペロシ下院議長(民主党、カリフォルニア州選出)は記者団に語った。「彼は全く対処できていないのです。共和党議員の約3分の2が大統領の決定に反対しました。大統領は対処できていない上に崩壊に向かっています。決議案を受けて私たちは、大統領に対イスラム国作戦の計画について聞き出そうとしました。結果はとても嘆かわしいものでした」という。

トルコ軍がクルド人に対する攻撃を仕掛ける中、トランプ大統領は自身の決定を正当化するため、米国はトルコ軍の侵攻を決して許さないなどという嘘や誤った情報を並べ立てた。ゴーサインを出したホワイトハウスの意向に従ったトルコに対し、トランプ大統領は公式声明とエルドアン大統領への手紙という形で、経済制裁をちらつかせて脅しをかけたのだ。もちろん、そんなことでトルコの独裁者による軍事攻撃を止められる訳がない。

トランプ大統領は襟を正し、先方へ電話を掛けて話し合うべきだ。

Translated by Smokva Tokyo

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