K-POP界のアベンジャーズ「SuperM」待望の全世界デビュー、その正体は?

SuperMのルーカス、マーク、ベッキョン、テヨン、カイ、テミン、テン Michael Buckner/Rolling Stone/Shutterstock


SuperMはゼロからはじまったグループではない。むしろ、トップからスタートしたと言っていいくらいだ。それぞれのグループを総合すると1400万枚以上のアルバムを売り、出演するミュージック・ビデオもオンラインで40億近い視聴回数を叩き出すSMエンターテイメント屈指の人気グループからメンバーを集めているのだ。ファンたちは、愛情を持ってSuperMを「K-POP界のアベンジャーズ」と呼ぶ。そこには、それぞれのグループからもっとも人気と才能のあるメンバーが集まっている、という想いが込められているのだ。

ベッキョンとカイはEXOからSuperMに加入した。スタイリッシュで魅力的なボーイズバンドEXOは、2018年には韓国でBTS以上のCDを売っていた(2019年4月にBTSがリリースした『MAP OF THE SOUL : PERSONA』を踏まえて2019年度のセールスが公表されれば、最終的な軍配はBTSに上がるかもしれないが)。27歳のベッキョンはSuperMの最年長メンバーで、非公式ではあるが、グループのリーダーという肩書も持っている。

ベッキョンに続く年長メンバーは、26歳のテミンだ。SHINee出身のテミンは、2008年デビューということもあり、K-POP界ではすでにベテラン扱いだ。2017年、SHINeeのオリジナルメンバーである故ジョンヒョンが自殺とみられる死を遂げたのをきっかけにSHINeeは知名度を上げた。その際、若いアーティストたちの労働環境や、デビューの“訓練”のために学校に行けない彼らに課せられる、高すぎる期待などの問題が大いに議論された。

SuperMのほかの4人は、NCT(常に新しいメンバーが入れ替わるため、イ・スマン氏はNCTを“無限”のボーイズバンドと呼ぶ)という21人のメンバーからなる大所帯K-POPグループのサブユニットから集められたメンバーだ。テヨンとマークはNCT 127、テンとルーカスは中国を拠点とするNCTのユニット、WayVの出身者だ。


(Photo by Shutterstock)

2019年初春のレコーディングまでメンバー7人は顔を合わせていないが、オールスターグループという構想は2018年からすでにあった。SMエンターテイメントは毎年恒例でSMTOWN LIVEというツアーを企画しているので、メンバー同士は初対面ではないものの、一緒に仕事をするのはSuperMが初めてだった。SuperMのデビュー・ミニアルバムは、10月4日にリリースされており、5曲からなるこのミニアルバムの最初を飾るのが“ジャンプ”と“ポップ”の現在進行形を組み合わせた造語が由来のリードシングル「Jopping」だ。(SuperMの広報担当は「クレイジーだけどキャッチーなタイトルだ」とため息をついた)。ヒップホップとEDMをミックスしたこの高速トラックでは、メンバー入れ替わりながら英語と韓国語を交えてソロを歌う。さらに、夏にドバイで撮影されたミュージック・ビデオは、すでにオンラインで2200万人以上が視聴している。シングルとアルバムの勢いに乗り、SuperMは北米ツアーの開催も発表。ツアーの皮切りは、11月11日のテキサス州フォートワース公演だ。

ラジオでの楽曲の安定したオンエア回数、深夜のトーク番組への出演、さらにはグラミー賞の話題もあってBTSがメインストリームで爆発的な人気を博したのに対し、SuperMは自分たちなりの成功を追求しようと意気込みを見せている。

Translated by Shoko Natori

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