クイーン、「伝説のチャンピオン」をトランプが動画に無断使用で抗議

クイーンの抗議を受け、トランプ大統領は「伝説のチャンピオン」を無断で使ったTwitter動画を削除せざるを得なくなった。 Robb Cohen/Invision/AP/Shutterstock; Andrew Harnik/AP/Shutterstock

クイーンの「ウィー・アー・ザ・チャンピオン 」 (邦題「伝説のチャンピオン」)が、トランプ大統領のキャンペーン動画に無断使用され、バンド側が抗議。動画は直ちに取り下げられた。

米現地時間10月9日にトランプ大統領がTwitterに投稿した動画では、1977年のクイーンのヒット曲がそっくりそのまま使われていた。

先週、ドナルド・トランプ大統領はクイーンからの抗議を受け、1977年のクイーンのヒット曲「伝説のチャンピオン」を無断で使用した動画をTwitterから削除させられていた、と米オンラインメディアのバズフィード・ニュースが報じた。

米現地時間10月9日にトランプ大統領がTwitterに投稿した動画は、10月14日には削除されていた。報じられたところによると、選挙集会の聴衆に向けてトランプ大統領が演説する映像に合わせて「伝説のチャンピオン」が1曲まるごと使われていたそうだ。削除されるまで、動画は170万件以上閲覧された。

動画がTwitterに投稿されると、楽曲が無断で使用されていることをクイーンの代理人は正式に認め、バンドが「トランプ氏のキャンペーンにおけるクイーンの楽曲の使用禁止に向けて準備をはじめた」と付言した。最終的にTwitterへの削除依頼を出したのは、クイーンの音楽出版社だった。

米ローリングストーン誌の取材に対し、クイーンの代理人はコメントを拒否した。

2016年、当時は大統領候補だったトランプ氏が共和党全国大会で「伝説のチャンピオン」を入場曲として登壇した際もクイーンは抗議している。このときの無断使用を受け、クイーンは音楽出版社Sony/ATV Music Publishingを通じて「クイーンの楽曲をいかなる国のメインストリームならびに政治論争と結びつけてほしくない」、さらには「伝説のチャンピオン」を「トランプ氏と共和党の政治的見解を支持するものとして利用してほしくない」と声明を発表した。

クイーンのみならず、トランプ大統領は先週、米ミネソタ州ミネアポリスの選挙集会で「パープル・レイン」を使用した際にも故プリンスの遺産管理団体の怒りを買っている。これを受けて遺産管理団体は、トランプ氏の2016年のキャンペーンで「パープル・レイン」が無断使用されたあと、今後のイベントでは故プリンスの楽曲を使用しない、と書面で交わした約束を改めて公開した。

ここ数年、R.E.M.、ニール・ヤング、エアロスミスをはじめとする数多くのアーティストがトランプ大統領による楽曲使用の禁止を訴えている。

Translated by Shoko Natori

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