FTISLANDイ・ジェジンが語る、新たな挑戦「兵役に行く前の今しかない」

―さすがFTISLANDを背負うボーカリストですね。ディテールひとつで表現がはるかに豊かになりますよね。

それで満足のいくいい感じに仕上がったので、ホンギ兄さんに助けてもらって本当に感謝しています。「他の曲も見てくれ」ってお願いしたのですが「面倒臭いから嫌だ」って言われちゃいました。

―そうなんですか。

「なぜリード曲しかやってくれないの」と残念に思いましたが、兄さんは寝る時間もないくらい本当の本当に忙しかったし、僕らはさらにFTISLANDのアンコールコンサートの準備もしながらの作業だったので、仕方がないですね。

―その努力が『scene.27』にしっかり詰まっているんですね。

ありがとうございます。伝わるといいなあ。

―その他に新鮮だったコメントはありますか?

「R&Bが似合うね」とか、「もうちょっと頑張れば、ジャズも歌えると思うよ」とも言われました。

―少しハスキーヴォイスなのがジェジンさんの魅力ですよね。

どのコメントも、僕には本当に大切でありがたいです。逆に何を言われても、僕は何でも受け入れる心の準備ができているので、リスナーのみなさんからもたくさんの意見をいただきたいです。実は今回のソロアルバムでは、ベースを弾かずにヴォーカルだけに専念したので。


Photo by Mao Nakazawa

―ヴォーカリスト、イ・ジェジンの本領発揮ってわけですね


FTISLANDのジェジンとは、キャラクターが完全に異なると思って楽しんでください。まったくの新人アーティストとしてソロ活動に挑戦しています。10月に予定しているミニライヴもバンドスタイルで演奏しますので、僕のヴォーカルを存分にお楽しみいただけたらと思います。

―MVでは、事務所の後輩に当たるN.Flyingと共演しましたね。楽しそうに演奏していて、パワーみなぎる作品でした。

彼らも最近すごく忙しいのに、兄である僕のためにわざわざスケジュールを割いてくれて、練習して、一緒に撮影して「兄さんがやることはなんでも助けます!」とまで言ってくれて…なんだか「兄さんであることの重さ」みたいなのを感じました。



―とてもいい関係ですね。

「俺も頑張るよ!」って、パフォーマンスで答えるしかないですね。実は、後輩とお互いギヴ&テイクをちゃんとできたと実感したのが、今回が初めてでした。僕はN.Flyingをサポートしてライブに参加したし、今回は彼らが僕のことを助けに来てくれた。なんだか本当の兄弟みたいな感じで、最近あいつらがなんか可愛く思えてきました。

Interview & Text: Asami Okishima

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