Vine共同創業者の死に関与? ドラッグ宅配業者が起訴される

故・コリン・クロール氏(Photo by Bryan Steffy/Getty Images)

アプリHQ TriviaやVineの共同創業者コリン・クロールの死に関与しているとみられている、米ニューヨーク市の薬物宅配業者のメンバー6人が、ヘロインおよびコカインの流通容疑で逮捕、起訴された。

ニューヨーク州南部地区連邦検察局は先週、通称Mike’s Candyshopというオンデマンドの薬物宅配サービスの起訴を発表した。

「この違法企業は、まるでピザをオーダーするような気軽さで、電話1本で簡単にヘロインやコカインを自宅まで届けてもらえるサービスを提供した疑いがもたれている」と、国土安全保障省のピーター・C・フィッツヒュー氏は声明を発表した。「この薬物取引業者は、少なくとも1件の過剰摂取による死亡事故と関係があるとみられる」

情報サイトTMZによると、ここで引き合いに出された過剰摂取とはクロール氏のことのようだ。彼は2018年12月、自宅のアパートメントで過剰摂取により死亡した。34歳の若さで亡くなる以前、クロール氏は人気クイズアプリHQ TriviaのCEOで、ループ動画作成アプリVineの共同創業者でもあった。

「調べによると、被告人らは依存性の高い危険薬物を配送するオンデマンドの宅配サービスを内密に運営していた」と、ジェフリー・S・バーマン連邦検事は声明の中で述べた。

「被告人らは、自分たちが販売および配送している薬物の効果に気づいたあとも、毒物を販売し続けた。本日の逮捕は、ヘロインやコカインがニューヨーク市に流通するのを防ぐべく、警察当局の協力のもと継続的に行ってきた取り組みの一部である。警察の不断の努力のおかげで、Mike’s Candyshopが再び商売を行うことはない」

もし有罪となれば、Mike’s Candyshopのメンバーには少なくとも10年の禁固刑が求刑される。今回の逮捕劇は、連邦検察局ロサンゼルス支局がラッパーのマック・ミラーの過剰摂取による死亡に関与した3人の男の逮捕を発表した翌日の出来事だった。

Translated by Akiko Kato

RECOMMENDEDおすすめの記事


RELATED関連する記事

MOST VIEWED人気の記事

Current ISSUE