ビリー・アイリッシュについて、知っておいて絶対に損はしない20の事柄

ビリー・アイリッシュ( Photo by Scott Dudelson/Getty Images)



初めてアップした曲は24時間以内にヴァイラルヒット

4:
最初の曲「オーシャン・アイズ」は
24時間でヴァイラルヒット

リル・ナズ・X然り、チャンス・ザ・ラッパー然り、2010年代後半のサクセスストーリーはオンラインプラットフォームでのバズから始まる。ビリーの場合もその例外ではなかった。彼女が13歳の時に初めてサウンドクラウドにアップしたのは、兄のフィニアスが自分のバンド用に書いた曲だった「オーシャン・アイズ」。これをビリーが歌ったバージョンはアップから24時間以内にヴァイラルヒットし、デビューのきっかけをつかむことになる。ちなみに、元々この曲はダンスの先生に振り付けを依頼するためにアップしたもの。「ほんと、友達の半分はジョークだって思ってたから」とビリーはイブニング・スタンダードに話している。

Billie Eilish – Ocean Eyes




5:
家族という小さなバブルの中で育まれた才能

ビリーが若くして才能を開花させた理由として、生まれ育った環境に注目する人は多い。「自分が興味のあることを追求してほしい」という両親の教育方針の下、ビリーとフィニアスは学校には行かず、ホームスクールで育てられた。実際、乗馬からダンスやピアノまで、ビリーは自分が興味を示したクリエイティヴな習い事はすべてやらせてもらったという。「ずっと人の言うままに生きてきたせいで、自分を見失ってる人たちを見てきた。でも私は小さい頃から、誰かにやれって言われたことをやるんじゃなくて、自分がやりたいことを見つけなきゃいけなかった」とビリーはガーディアンで話している。


6:
時代の申し子であると同時に
時代に対する反逆児というスタンス

ビリー・アイリッシュの独自性ついて、音楽評論家の田中宗一郎は本誌の連載対談記事の中でも「彼女は時代の申し子であると同時に、時代に対する違和感や反発も作品に落とし込んでいる」と指摘した上で、それを証明する出来事として、2018年当時のビリーのライヴの定番であったドレイクの「ホットライン・ブリング」のカバーを挙げている。一時期のドレイクのパブリックイメージを決定付けた、別れたガールフレンドとの未練がましい電話でのやり取りをモチーフにしたこの曲を、ウクレレの弾き語りというスタイルで観客である10代の少女たちに大合唱させた後、携帯の発進音が鳴る。すかさず演奏されるのは、EP『ドント・スマイル・アット・ミー』に収録された「ホットライン・ブリング」へのアンサー・ソングでもある「パーティ・フェイヴァー」だ。彼女が「今度、電話かけてきたらあんたの親にいいつけるよ。警察に通報するよ」と歌うと、観客はさらなる大喝采をおくる。つまり、ドレイクが覇権を握った2010年代という時代と、その申し子である自分を含むZ世代を批判的に肯定するという荒技を彼女は可能にしたというわけだ。

Billie Eilish – Hotline Bling



Billie Eilish – party favor



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