ポリフィアが語るBABYMETALとの共演、若いギタリストへのメッセージ

ポリフィア、一番右がスコット・ルペイジ(Courtesy of CREATIVEMAN PRODUCTIONS)



ーポリフィアの音楽の特徴としてあなたとティム・ヘンソンのツイン・ギターがありますが、2人のプレイのスタイルはどんな点が共通していて、どんな点が異なっているでしょうか?

スコット:2人ともテクニカル・ギターやエクストリーム・メタルが好きで、アイバニーズのギターを愛用しているという共通点はあるけど、ティムの方がトリッキーで、エフェクトに凝るタイプかな? 彼はフロント・ピックアップを多用するギタリストだと思う。俺はリア・ピックアップ派で、ハイゲインのパワーが好きなんだ。


Guitar Worldによる、スコットとティムが並んで「Look But Don’t Touch」をプレイする動画

ー『New Levels New Devils』のCDブックレットにブラックメタルロ風のロゴを印刷したり、「Look But Don’t Touch」のMVでブラックメタル的なイメージが使われたりしていますが、ブラックメタルはお好きですか?

スコット:ブラックメタルは音楽そのものより、そのイメージの方が好きなんだ。現代のポピュラー文化ではあちこちでブラックメタルのイメージが使われているし、俺たちがやったら面白いと思った。それにティムと俺はポリフィアを始める前からメタルが好きだったんだ。メシュガーやジョブ・フォー・ア・カウボーイが大好きだった。最近気に入っているメタル・バンドはシャドウ・オブ・インテント。それにアルヴィアルは俺が知っている中で最もヘヴィなバンドだ。ギタリストのウェス・ハウクは本当にイカレてるよ。

ーギターを始めたとき、ポール・ギルバートの大ファンだったそうですが、他にどんなギタリストから影響を受けましたか?

スコット:ジミ・ヘンドリックス、スティーヴィー・レイ・ヴォーンなどのオールドスクールな名手を聴いてきた。スティーヴ・ヴァイやジョー・サトリアーニも、「いったいどうやって弾いているんだろう?」と分析しながら必死にコピーしたよ。そしてその後、ガスリー・ゴーヴァンには衝撃を受けたね。彼らからの影響を通過して、最近ではよりベーシックなスタイルに戻りつつある。ペンタトニック・スケールをプレイの軸にしたりね。ペンタトニックは世界最高のスケールだよ!


『New Levels New Devils』収録曲「G.O.A.T.」

ーあなたがさまざまなギタリストから影響を受けてきた時代から、今では若いギタリスト達が今やSNSやYouTubeにポリフィアの曲をコピーして公開していますが、そんな状況についてどう考えますか?

スコット:まだ現実味がないよ。他のギタリストをコピーする側だった俺が、いつの間にかコピーされるなんてね(笑)。ポリフィアの音楽から何かインスピレーションを得て、さらに新しいことをしてくれたら嬉しい。

ーそんな若いギタリスト達にアドバイスするとしたら?

スコット:うーん、難しいね。音楽理論は学んでおいて損はないと思うけど、現代ではスマホでギター講習を受けることも出来るし、専門学校や音楽大学に行くべきか……と言われると、判らない。若いギタリストにアドバイスをするとしたら、とにかく自分だけのスタイルを持って、そして自分の存在を知ってもらうことだ。ライブをやるのもそうだし、SNSで自分の曲やプレイスルー・ビデオを公開するのもいいだろう。

ーネット全盛の現代で、ライブ活動はどんな位置を占めるでしょうか?

スコット:ツアーというのは無茶苦茶大変だけど、それが楽しいんだ。最初の数回はとにかくキツくて、もう2度とやるものか!と思うけど、何度もやっていくうちに楽しくなってくる。慣れてくるし、どこで気合いを入れて、どこでリラックスすればいいか判ってくるんだ。ファンが増えれば扱いも良くなってくるし、ギャラも増える。Tシャツなどのマーチャンダイズも売れるようになるよ。決して楽じゃないけど、自分のやっていることを愛し、信じて、全力を挙げて努力すれば、きっとうまく行く。頑張って欲しいね!

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