田島貴男、一人ひとりの「ソウルパワー」に火をつけたツアー初日

田島貴男「ひとりソウルツアー2019」初日の渋谷WWW X公演での様子

田島貴男が2019年9月29日、「田島貴男 ひとりソウルツアー2019」を東京Shibuya WWW Xにて開催、大盛り上がりでツアーのスタートを切った。

近年の田島の活動として確立されている"ひとりソウル・スタイル"。歌とギター、ルーパー、フットストンプやフットタンバリンを使用して、文字通り田島貴男がひとりでステージに立ってパフォーマンスを行うライブだ。ライブ当日の田島のツイッターには、「いよいよ今年も魂の旅がスタートします!どんな「怪しい」ショウが飛び出すか!ぜひ目撃していただきだい!」と綴られており、本人も楽しみにしている様子が伺える。週末にソウルフルなショウを楽しむべく集まった大人たちの期待感で溢れかえるWWW Xのステージに登場した田島は、鮮やかなカラーのジャケットを身にまとい、大声援にクールに応えてライヴをスタート。シンプルなリズムトラックの無機的な響きとは対照的な、情熱的なヴォーカルとサムピックで弾くアクセントの強いアコースティック・ギターに早くも興奮が高まる。「渋谷!CLAP YOUR HANDS!」と煽る田島に両手を掲げて応える観客たち。



お客さんのノリも最高で、序盤の曲では、ギターをカッティングしながらステージ前に一歩踏み出したとたん、大歓声が飛ぶほどだった。全身を使って次々と圧倒的なエネルギーを放出していく田島。間奏でハイポジションを弾く際の、苦しげなような恍惚としたような、なんとも言えない“ギター弾き”な表情も魅力的だ。ボイスパーカッションをリアルタイムでサンプリングして叙情的な歌詞とファルセットのヴォーカルで酔わせたり、ある曲では観客の手拍子に乗せて歌い、曲の終盤でコーラスをサンプリング、ループさせてひとりドゥーワップ・グループのごときサウンドを聴かせる等、表情豊かなステージングを繰り広げた。



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