ONE OK ROCKのTakaと共演、MAXが語る国境を越えた友情秘話

〈MAX電話インタビュー〉

―去年、サマーソニックで来日してからちょうど1年ぐらい。その後の活動を簡単にアップデートしてください。

MAX:元気でやってるよ。基本ずっと2ndアルバムの制作で忙しくしているんだけど、先に発表した「ラヴ・ミー・レス」が世界中で好評だったり、ONE OK ROCKのTakaと「ライツ・ダウン・ロウ」のニューヴァージョンを作ったり、それでもう2週間もしたら日本に行くことになっていて、すごく楽しみ!(編注:電話インタビューは9月6日に実施)

―「ラヴ・ミー・レス」の他に「アシッド・レイン」もリリースしましたね。あなたにとって、これらはどんな2曲?

MAX:どっちもこれから発表するニューアルバムからの曲で、すごい自信作。MVの制作も超楽しかった。曲だけでなく、全体として曲の世界観をクリエイトしたかったから、黄色をテーマにして。それは僕にとって希望や幸せや良いエネルギーを表す色なんだけど、普段から毎日のように身につけている色だから、ビデオでも重要な役割を果たしているし、あちこちに出てくるんだ。あの2曲はエネルギー的には似ていると思う。次のアルバムは全体にそうなんだ。良いエネルギー、良いヴァイブス、そしてストーリーは前向きで楽観的。僕の今の人生そのものだ。ファンのみんなも共感してくれると嬉しいな。特に日本で。




―今まで以上に踊れて、ソウルやR&Bを感じさせる2曲でした。

MAX:そうだね。例えば「ライツ・ダウン・ロウ」なんかは踊れるけどスロウでエモーショナルな曲。それに対して新曲はアップテンポで楽しいヴァイブスのものが多くなっている。そういう気分なんだよ。

―イエローな気分?

MAX:実際、今も黄色のスーツを着てるし。

―そうなんだ! ビタミンカラーですね。

MAX:いいね、それ、ビタミンカラーって!

―「ラヴ・ミー・レス」のビデオには、奥さんのエミリーも出ていましたね。

MAX:そう、そう、すごく楽しい撮影だった。僕の親友のアリが僕のやることなすことが気にくわない元カノの役をやっていて、妻のエミリーは最後に恋人役で出てくるんだけど、他に実際の僕の両親も出演していて、正にファミリー映画。大好きな友達や家族が勢ぞろいしているんだから、撮影もそりゃあ楽しかった。監督はテイラー・スウィフトの「ユー・ニード・トゥ・カーム・ダウン」で最近MTV VMAで大賞を獲ったばかりのドリュー・カーシュ。彼は作品もだけど仕事の仕方がすごくエネルギッシュで色彩豊かで、今回コラボレーションできて本当に嬉しかった。

―ニューアルバムは今どのくらい進んでいる?

MAX:ショウや取材がなければ毎日のようにスタジオに入って、いい感じで作業を進めているよ。自分では完成までもう少し、というところまで来ていると思っているんだけど、これでいいかな、と思うたびに新しい曲が2つも3つも思い浮かんできて、そっちの方が先に書いた曲よりいいんだよ。だから、やっぱりもっと書いてみようかな、となってしまう。できたものを受け入れて、愛することを覚えなきゃ、と思うんだけど、とにかく可能な限りベストなものを求めてしまうんで……でも、そうだなあ、85%はできてるんじゃないかな。

―そうですか。もうタイトルは決まっていて『House Of Divine』というそうで。

MAX:いや、実はたぶん変えると思う(笑)。

―あ、そうなんですね(笑)。

MAX:確かにそのタイトルで考えていたんだけど、その後、黄色のエネルギーをテーマにしようと決めて、また更に曲を書いたんで、それとは違うタイトルになると思う。でも今日は教えない。次に話す時に教えてあげるよ(笑)。

Translated by Kazumi Someya

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