全米調査で300万人の女性、初体験はレイプだったと告白

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アメリカ疾病予防管理センター(CDC)が実施した、毎年恒例の調査から集められたデータ自体は意外なものではない。むしろ、その多くは私たちが性的暴行について知っているものだ。アメリカにおける性暴力の横行についてはいくつかの議論があるものの、米ペンシルベニア州のナショナル・セクシャル・バイオレンス・リサーチ・センター(NSVRC)は、5人の女性のうちおよそひとりは、生涯において一度はレイプを経験していると踏んでいる。よって、こうしたケースの一部が被害者女性にとって初めての性的体験となったと予測するのは自然なことだ。一般的には、性暴力被害の生存者がうつ病、不安、心的外傷後ストレス障害(PTSD)などのメンタルヘルス問題や薬物依存などの問題を抱えるリスクが高いという考えは、別のデータに寄るところが大きいものの、強制的な性的関係の開始によって被害者が後に骨盤または婦人科系トラブルを抱えるかもしれない、と指摘したのは今回の研究が初めてだ。

さらに、同意のない初体験が独自のトラウマと関わりがあるのも意外ではない。「私たちは、処女性という概念を美化する文化を生きています」とホーク博士は言う。「いかなる場合においても性暴力はトラウマとなる一方、初めての異性との出会いにおいてレイプを経験した女性が、こうした社会的圧力が原因でその後の人生でどれほどのリスクにさらされるかも想像できるでしょう」。

実際、いくつかの点において今回の研究でもっとも説得力があるのは、その結果ではなく、性的暴行に関する研究ならではの特殊な問題が浮き彫りになったことだ。改めて解説すると、今回の調査は18歳から45歳の女性に限定されており、これはホークス博士によれば、比較的限定されたサンプルなのだ。46歳以上の女性が調査対象に含まれていた場合、この数値は「少なくとも2倍になるでしょう」と博士は述べる。さらに、世界における強制的な性的関係開始のケースは今回の研究よりもさらに広範囲にわたり、西アフリカに位置するブルキナファソでは、レイプ生存者の40%は初体験でレイプを経験している、と予測する専門家もいるほどだ。

Translated by Shoko Natori

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