グリーン・デイが語る、ロックンロールのルーツに立ち返ったニューアルバム

グリーン・デイ(Photo by Pamela Littky)


「ビリーは自分の限界に挑戦しようとしてた」ベーシストのマイク・ダーントはそう話す。「俺たちは遅れをとるまいと必死だった。いつものことだけどね、ビリーほど深く物事を掘り下げるやつはいないからさ」その一方で、楽曲の中には彼らの真骨頂であるパンクサウンドに忠実なものもあるという。「Meet Me on the Roof」や「Junkies on a High」について、ダーントは「グリーン・デイ節全開」と語っている(彼らは2004年作『アメリカン・イディオット』でブッシュ政権を糾弾したが、本作はドナルド・トランプとは何の接点もないという。「あんなアホのために時間を割くのはごめんだね。あいつの持ち時間の15分はとっくに過ぎてる。クソ喰らえさ」ダーントはそう話す)。




新たな方向性を打ち出した本作は、大ブレイクを果たした『ドゥーキー』から25年を経た今でも、グリーン・デイがその野心を失っていないことを示している。昨年ファンの間では、同作を丸ごと再現するアニバーサリーツアーが今年行われるという噂が流れたが、「そんなショーじゃ短すぎるだろ」とダーントは一蹴している。その代わりに、バンドは新作の曲群を生で披露する舞台として、2020年夏に盟友ウィーザーとフォール・アウト・ボーイと共に世界各国のスタジアムを巡るHella Mega Tourに参戦する。

「スタジアムでのライブ自体、ものすごくエキサイティングなことだ」アームストロングはそう話す。「でも俺たちは、2020年最大のロックツアーをやりたかったんだよ」同ツアー(グリーン・デイはその前にソロ公演を控えている)で彼らと初競演するフォール・アウト・ボーイは、2015年にグリーン・デイがロックの殿堂入りを果たした際にプレゼンターを務め、『ドゥーキー』がバンドを組むきっかけになったと語っている。全公演でトリを務めるグリーン・デイを迎え撃つもうひとつのバンドは、同じくニルヴァーナ以降のシーンで頭角を示したウィーザーだ。「リヴァース(・クオモ)とは1994年頃からの付き合いだよ」アームストロングはそう話す。「デビュー時期も近いし、お互いこうして生き残ってる。楽しくなりそうだよ」

結成33年目にして実現するスタジアム公演を控えた彼らは、最近は自身の軌跡を振り返る機会がいつになく多いという。ダーントは先日、Danny Clinchがウッドストック’94のバックステージで撮影した、泥まみれのメンバー3人の写真を見つけたという。髪を青く染めたダーントは歯をむき出しにし、あどけなさの残るアームストロングはビールを手に持っていた。「ここまできたんだなって感じさ。波乱万丈もいいとこだったけどね」ダーントはそう話す。「今もこうして続けてるだけじゃなく、バンド史上最高傑作だと思える作品を出せることに、言葉にならない興奮を覚えてるよ。そのことにはずっと感謝してきたけど、みんなをアッと言わせたいっていう思いは、今でも全く衰えていないんだ」




グリーン・デイ
『ファザー・オブ・オール...』
2020年2月7日発売
国内盤のみボーナス・トラック「バン・バン(ライヴ・フロム・ザ・ウィスキー)」収録
CD予約 / ダウンロード / ストリーミング
https://greendayjp.lnk.to/FATHEROFALLPu


GREEN DAY JAPAN TOUR 2020

東京追加公演
2020年3月28日(土)幕張メッセ
ゲスト有
OPEN 12:00 / START 13:30
GOLDスタンディング ¥18,000
スタンディング ¥12,000

2020年 3月25日(水)インテックス大阪 ※SOLD OUT
OPEN 18:00 / START 19:00

2020年 3月27日(金)幕張メッセ ※SOLD OUT!
OPEN 17:30 / START 19:00
https://www.creativeman.co.jp/artist/2020/03greenday/

Translated by Masaaki Yoshida

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