カート・コバーンの娘、アパレルコレクション『Kurt Was Here』を始動

Stephen Sweet/Shutterstock

カート・コバーンのひとり娘、フランシス・ビーン・コバーンは、父が遺したスケッチ、絵、手書きのメモなどをモチーフにしたTシャツ、スウェット、パーカーなどのアイテムを『Kurt Was Here』というブランド名で発売を開始。

1994年に突然この世を去って以来、カート・コバーンは、書籍からトリビュートアルバムにいたるまで、ありとあらゆる形で永遠の命を生きてきた。そしていま、ニルヴァーナのフロントマンの功績は、公式アパレルコレクションとして称えられることが決定した。本コレクションは、コバーンのアートワークや日記のプライベートな書き込みからインスパイアされている。

コバーンのひとり娘、フランシス・ビーン・コバーンが自らキュレーションを手がけた『Kurt Was Here』コレクションの目玉はカート・コバーンのスケッチ、絵、手書きのメモをあしらったTシャツ、スウェット、パーカーなどのアイテムだ。本コレクションは、コバーンの遺産のビジネス部門であるThe End of Music, LLCと、アーティストグッズを手がけるLive Nation Merchandiseのコラボレーションによるもので、米現地時間9月9日より百貨店のバーニーズ、英百貨店のセルフリッジズ、さらにはオンラインストアKurtCobainShop.comから発売された。

本コレクションは、合計50以上のアイテムで構成されている。スタイルとサイズはユニセックスだ。Live Nation Merchandiseによると、デザインはコバーンの直筆アートワークをそのまま利用しており、最低限の統一感は保ちつつも、ウェアに合わせるため、いかなる編集やサイズ変更も行なっていない。

コバーンがもっとも注目されたのは音楽においてだが、コバーンは芸術家としても数多くの作品を生み、直筆の絵やスケッチなどはオークションで数千ドルで取引されてきた。コバーンが亡くなってからずっと、彼をモチーフにしたアパレル商品やニルヴァーナグッズは、大学生の寝室や地下室の必需品だった。だが、コバーンのパーソナルなアーカイブ作品がアパレルコレクションとしてフィーチャーされるのは今回が初めてだ。

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Courtesy Barneys

コレクションのアイテムはすべて、父親のビジネスのマネージメントを手伝っているフランシス・ビーンの「クリエイティブ・ディレクションのもとデザインされている」。

Translated by Shoko Natori

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