ハリー・スタイルズが影響を受けた15のこと

7. クロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤング

薬物による破滅にも関わらず、3人のヒッピー風バラード歌手は、西海岸のメロウでやわらかなヴァイブのロックを見事に総括した。「なんてハーモニーなんだ」とスタイルズは言う。「あと3分だけ生きられるって言われたら、『どうにもならない望み』を演奏するな。僕にとって、いわゆる『最後にあと1曲だけ!』って言うところの楽曲なんだ」。



8. テレビドラマ『The Other Two』

スタイルズは、コメディを中心とした米ケーブルテレビチャンネル、コメディ・セントラルの大ファンだ。「姉と弟が主人公で——タイトルのTwoはこのふたりのこと——、弟がYouTubeでジャスティン・ビーバー級の超有名人になる話なんだ。13歳の弟がこの人気にどう対処するかを描いているんだけど、最高に笑える」(不条理でポップなシーンが好きなスタイルズのもうひとつのオススメは、1980年代の双子の兄弟デュオBrosの風変わりな再結成ライブを描いたドジュメンタリー『When the Screaming Stops』だ)。

9. ポール・サイモン

「僕が思うに、『恋人と別れる50の方』のAメロに並ぶものはないんじゃないかな」とスタイルズは言う。「とてもミニマルだけど、すごくいい——特にあのドラムロールは最高。『ボクサー』の歌詞は完璧だね、特に一番のAメロの歌詞がいい」。アート・ガーファンクルのいるいないに関わらず、ポール・サイモンの楽曲は幼い頃のスタイルズのサウンドトラックのひとつだった。「子供の頃、何年かパブで暮らしていて、そこではいつもサイモン&ガーファンクルの曲がかかっていた。『いとしのセシリア』がかかるたび、『今日でこれを聴くのは100回目かな』って思ってた」。



10. ダリル・ホール&ジョン・オーツ

「21歳になったら盛大なパーティーを開いて、ダリル・ホール&ジョン・オーツに演奏してほしいって心の底から思ってた。もちろん、実現するなんて思ってなかったけど。でも、リクエストせずにはいられなかった。ただ、その数カ月前に彼らがロックの殿堂入りを果たしたから、まあ、何と言うか、価値が3倍にも跳ね上がってしまったんだ。演奏レートもいままでの3倍さ。ざんねん」。

Translated by Shoko Natori

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