ハリー・スタイルズが影響を受けた15のこと

Ryan McGinley for Rolling Stone


4. ウイングス

1970年代に活動したポール・マッカートニーのバンドは、アートとポップスを融合した風変わりな楽曲を数多く残した。なかでも、スタイルズのお気に入りは『ロンドン・タウン』と『バック・トゥ・ジ・エッグ』だ。「東京ではよくレコードバーに通っていたけど、ウイングスのレコードは置いてなくて。だから、『バック・トゥ・ジ・エッグ』を買ってバーテンダーにプレゼントした。東京にいる時は、毎日『アロウ・スルー・ミー』を聴かずにはいられなかった」。1971年にリリースされたアルバム『ラム』は、当時のビートルズファンのあいだで評価が分かれたが、スタイルズにとってはサイケデリックな体験となった。自身のアルバム制作中、マジックマッシュルームを食べたスタイルズとバンドメンバーは、『ラム』を聴きながらのんびりと日向で寝そべっていたのだ。「『ラム』が大好きだ。以前は、寄せ集めのアルバムだと思っていたけど、それはこのアルバムの良さでもある。『ラヴリー・リンダー』が収録されている、サクランボの写真が表紙のアルバム『ポール・マッカートニー』もいいね」。



5. ジョン&ヨーコのドキュメンタリー作品『Above Us Only Sky』

「イマジン」制作時のジョン・レノンとオノ・ヨーコを描いた作品。「Netflixで『Above Us Only Sky』を観た」とスタイルズは言った。「ジョンが『イマジン』をピアノで弾くのを観て、僕もピアノを習いたくなった」。レノンの楽曲のなかでも「ジェラス・ガイ」がお気に入りで、特にダニー・ハサウェイのカバーが好きだとスタイルズは言う。「『ジェラス・ガイ』のオリジナルバージョンを知ってる? 『チャイルド・オブ・ネイチャー』っていう曲名なんだ。『ジェラス・ガイ』を演奏するたび、『チャイルド・オブ・ネイチャー』を歌いたくなる。『マインド・ゲームス』もすごく好きだ。僕が一番好きなアルバムの表紙は、ジョンとヨーコの『平和の祈りをこめて』なんだ。青い空に雲ひとつだけって、すごくきれいだよね」。

6. キャロル・キング

新譜を再生するため、スタイルズはかつてのA&Mスタジオこと、ハリウッドのヘンソン・レコーディング・スタジオのBスタジオを使用する。なぜって? 「キャロル・キングが『つづれおり』のレコーディングを行ったスタジオだから」。熱心なポップス研究者であるスタイルズは、キングを歌手だけでなく作曲家としても敬愛している。お気に入りは「ソー・ファー・アウェイ~去り行く恋人」だ。「一体どうやったら、こんな、とんでもないものを作曲できるんだろう?」

Translated by Shoko Natori

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