ビリー・アイリッシュ、新作MVで気候変動の危険性を訴える「時間がない」

「オール・ザ・グッド・ガールズ・ゴー・トゥ・ヘル」

ビリー・アイリッシュは、最新MVの公開と合わせてスウェーデンの環境活動家、グレタ・トゥーンベリさんが呼びかけている「気候変動のためのストライキ」への賛同を表明。MVを通じ地球温暖化の危険性を訴え、近日開催される国連サミットへ向けてメッセージした。

最新シングル「オール・ザ・グッド・ガールズ・ゴー・トゥ・ヘル」のセンセーショナルなミュージック・ビデオでは、翼を生やしたビリー・アイリッシュが空から落下。同作はアイリッシュのデビューアルバム『ホエン・ウィ・オール・フォール・アスリープ、ホエア・ドゥ・ウィ・ゴー?』に収録されている。

リッチ・リー監督が手がけた同作のMVでは、背中から翼が生えるグロテスクなシーンに続いてアイリッシュが天から落ちる様子が描かれている。石油が流出した場所に落下したアイリッシュの白い翼と衣装は真っ黒に染まる。歌いはじめとともに、アイリッシュは自由になろうともがき、炎に包まれる通りをのろのろと進む。

「オール・ザ・グッド・ガールズ・ゴー・トゥ・ヘル」とそのMVはアイリッシュからのより大きなメッセージを含んでおり、2019年9月23日に行われる国連気候行動サミットに向けて発信されたものだ。「いま、世界では何百万もの人がリーダーたちに意識を向けるよう、必死に求めてる」とアイリッシュはInstagramにコメントを投稿した。「私たちの地球では、かつてない速度で温暖化が進み、氷河が溶け、海面は上昇し、野生生物が毒され、森林が燃えている。9月23日に開催される国連気候行動サミットでは、こうした問題への取り組みが議論される。時間がない。9月20日と27日の金曜日には、私たち一人ひとりが声を挙げよう。街頭に繰り出すんだ。#climatestrike」。

2019年秋、アイリッシュは複数のフェスへの参加とツアーを控えている。さらに、米現地時間9月28日に放送される『サタデー・ナイト・ライブ』のシーズン初回放送にミュージックゲストとしても出演する。



Translated by Shoko Natori

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