『ターミネーター』最新作の予告編が更新、今後3部作展開の可能性も

『ターミネーター:ニュー・フェイト』に出演するリンダ・ハミルトン

『ターミネーター2』の続編として、今秋公開される『ターミネーター:ニュー・フェイト』の最新予告編が公開された。ジェームズ・キャメロン監督は、同作の見どころと今後3部作としての展開について言及。

『ターミネーター:ニュー・フェイト』の最新予告編の主役はリンダ・ハミルトンだ。ハミルトンは、『デッドプール』のティム・ミラー監督がメガホンを取る『ターミネーター』シリーズ最新作にサラ・コナー役としてカムバックを果たす。最新の予告編では、ハミルトンとマッケンジー・デイヴィス演じるキャラクターが少女を守ろうと奮闘するなか、“エンハンスド・ヒューマン(強化人間)”であるデイヴィスのバックグラウンドについてハミルトンが語る。ふたりはシュワルツェネッガーと再会を果たし、彼は援助を約束する。

同作は、ジェームズ・キャメロン監督が手がけた『ターミネーター2』の続編だが、これまでの『ターミネーター』シリーズと異なり、女性キャラクターが主役だ。新たな予告編のいたるところで、ハミルトンとデイヴィスが見事なアクションスキルを披露している。1作目へのオマージュとして爆発後にハミルトンが「アイルビーバック」と気の利いたセリフを飛ばすシーンもある。

先日、エンターテイメントニュース専門の米Deadline誌のインタビューで、製作者として新作に携わっているキャメロン監督は、『ターミネーター:ニュー・フェイト』は『ターミネーター』シリーズの一種のリブートであると述べた。

「最初の『ターミネーター』以降の作品を見て、はっきりとわかったことがひとつある。それは、再びすべてをゼロに戻し、ストーリーを必要以上に複雑にしたり、過去と未来の時間軸を行ったり来たりするといった過ちを避けなければいけない、ということだ」とキャメロン監督は語った。「時間に関しては、シンプルにまとめた。ストーリーに関しては、36または48時間以内で物語がすべて展開するようにした。『ターミネーター』と『ターミネーター2』では、2日以内ですべてのストーリーを展開した。その方がエネルギーと勢いがあるからね」。

さらに、監督は『ターミネーター:ニュー・フェイト』以降も『ターミネーター』シリーズが続くと見込んでいる。「私たちは腕まくりをして、ストーリーを細かく検証した。そして、3部作の要素があることに気づいたんだ。だから、さらに大きなストーリーが待っている」と述べた。「『ターミネーター:ニュー・フェイト』がヒットし、私たちが幸運にも十分な資金を集められれば、続編の方向性が明確に見えてくるだろう」。

『ターミネーター:ニュー・フェイト』には、ナタリア・レイエス、ガブリエル・ルナ、ディエゴ・ボネータなどの新キャストも登場。全米での劇場公開は11月1日予定で、日本での公開は11月8日予定。

Translated by Shoko Natori

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