シューゲイザーの先駆者、ライドが語る終わりなき進化とマイブラへの共感

ライド(Photo by Steve Gullick)



─例えば「Shadows Behind The Sun」の“かつて高みにいた者が遥か下へと落ちていく”“数多くの声なき言葉 大きく響き渡るのは、得たものよりも失ったもの”というラインには、政治的メッセージが含まれているように感じました。前作のインタビューでベースのスティーヴが、「自分たちは大人になって、政治にも関心を持つようになり、楽曲にもそういう内容が増えてきた」と話していましたが、実際のところはどうなのでしょう?

マーク:「Shadows Behind The Sun」は全く政治的ではない。あの作品は、僕にとってはパーソナルな曲で、僕が人生で落ち込んでいた時の人生の試練の経験から生まれたものなんだ。だから、あの曲の内容は人生の再構築で、それが映し出されたものだよ。

アンディ:でも、リスナーが僕らの曲を自由に解釈してくれるのは嬉しいことだよ。それにスティーヴの言うように、普段の生活ではこれまで以上に政治へと目を向けようになったね。

─「15 Minutes」や「Repetition」「End Game」など、ポエトリー・リーディングっぽいスタイルの楽曲が増えていたのも印象的でした。こうしたアプローチは何かからの影響ですか?

アンディ:自分たちが思いついたソング・スタイルに従っただけだよ。曲に導かれるまま、それを追っていったんだ。

─「Dial Up」は、ドノヴァンの「Hardy Gurdy Man」やデヴィッド・ボウイの「Ziggy Stardust」を彷彿とさせるヘヴィサイケな楽曲です。

アンディ:実は、ベックに影響された曲だよ(笑)。歌詞は「不安発作との戦い」について歌っている。けど、なぜかダイヤルアップ回線のインターネットを使わなければいけなかった頃を想起するから、このタイトルにしたんだ。



─それにしても、結成から30年以上経った今もなお、2人のソングライティング能力は、衰えるどころかむしろ円熟味を増して豊かになっているのは驚きです。ライドとして新曲を作り続けるモチベーションは、どこから生まれていますか?

アンディ:それはね、曲の方から僕たちにやって来るのさ!(笑)

マーク:僕自身、これまで作ってきたものに満足したことがないんだ。おそらく一生ないんだと思う。アルバムを作り終えるたびに、次の作品こそ自分たちの最高傑作になると信じているし、最高のレコードを作りたくて仕方がない。新しい音楽を聴くのも、作るのも大好きなんだよね。それって、自分が初めてレコードを手にした時の気持ちから何一つ変わってなくて。音楽は僕にとっての生命力であり、執着なんだ。ライドの音楽に限らず、自分がレコーディングし、プロデュースする音楽全てに関してもね。



<リリース情報>

ライド 『ディス・イズ・ノット・ア・セイフ・プレイス』

ライド
『ディス・イズ・ノット・ア・セイフ・プレイス』
発売中

=収録曲=
1. R.I.D.E.
2. Future Love
3. Repetition
4. Kill Switch
5. Clouds of Saint Marie
6. Eternal Recurrence
7. 15 Minutes
8. Jump Jet
9. Dial Up
10. End Game
11. Shadows Behind the Sun
12. In This Room


〈ツアー情報〉

RIDE JAPAN TOUR 2019

東京公演
日程:2019年11月5日(火)
会場:EX シアター六本木
時間:Open18:00/Start19:00
料金:¥8,000(前売り・税込み)*ドリンク代別途
(アリーナスタンディング/スタンド&バルコニー指定席)

大阪公演
日程:2019年11月6日(水)
会場:梅田クラブクアトロ
時間:Open18:00/Start19:00
料金:¥8,000(前売り・税込み/スタンディング)*ドリンク代別途

企画制作:SMASH
協力:(株)ビッグ・ナッシング
https://smash-jpn.com/live/?id=3180

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