KISSポール・スタンレー、米テキサス州乱射事件について呼びかけ「祈りとお悔やみでは足りない」

テキサス州オデッサで発生した銃乱射事件のあとに、アメリカでの銃暴力を抑制する行動を呼びかけたキッスのポール・スタンレー(Evan Agostini/Invision/AP/Shutterstock)

KISSのポール・スタンレーは、テキサス州オデッサ市とミッドランド市の間で発生した銃乱射事件のあと、銃による暴力を抑制する行動を呼びかけた。この事件では7人が射殺され、20人以上が負傷した。

スタンレーは、9月2日に「アメリカ国内に『正気でない』人や『精神的に不安定』な人が多いわけじゃない。オートマチックやセミオートチックの高性能火器を使って行われる銃乱射事件が発生しても驚かないほど事件が増えているのだ。この点に疑問の余地はない。僕たちやアメリカ政府がすべきことを教えてくれ。祈りとお悔やみでは不十分だ」とツイートした。

8月31日、ニュース報道ではアサルトライフルのような銃を持った30代半ばの白人と言われている銃撃犯が、テキサス州オデッサ市で銃乱射事件を起こした。このオデッサ市は、8月3日に死者22人、負傷者25人を出した銃乱射事件が起きたエルパソから約480キロ東に位置する。犯人と思しき容疑者は、信号で停車したあと、「オデッサ市内で派手な銃撃を開始」した。そして郵便配達車をハイジャックして、映画館の駐車場での撃ち合いの果てに警察当局に射殺された。

スタンリーのツイートには、米国の憲法修正第2条(註:個人の銃器所持の権利を保証する憲法)の擁護者からお決まりの怒りコメントが投稿されていて、「音楽だけやってろ」と書かれていた。するとスタンリーは、「僕には答えが何かは分からないが、みんなの思いを聞きたい。僕が『出しゃばらない』方が良いと思う人は今すぐここから出ていってくれ」と反応した。

「ここは僕の館だ。君が意見を持っているんだから、僕にだってあるに決まっているだろう!? 今回はバカげたコメントをいくつか放置して、みんなに読んでもらう。二度目はない」

Translated by Miki Nakayama

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