細野晴臣「CHOO-CHOOガタゴト」はおっちゃんのリズム前哨戦? 鳥居真道が徹底分析

鳥居が何度読んだかわからない2冊と何度聴いたかわからない1枚

ファンクやソウルのリズムを取り入れたビートに、等身大で耳に引っかかる歌詞を載せて歌う4人組ロックバンド、トリプルファイヤーの音楽ブレインであるギタリスト・鳥居真道による連載「モヤモヤリズム考 − パンツの中の蟻を探して」。クルアンビン、ジェイムス・ブラウンの楽曲考察に続き、第3回となる今回は本連載タイトルの本ネタを生み出した細野晴臣の楽曲を徹底考察します。



3回目の今回は当連載のタイトル「モヤモヤリズム考」の元ネタとなった「下半身モヤモヤ」というキーワードの生みの親、細野晴臣の楽曲を取り上げたいと思います。昨年シアトルのレーベルLight In The Atticからリイシューされ、今年『Hochono House』というタイトルで本人よってリメイクされたことも記憶に新しいあの名盤、『Hosono House』から「CHOO-CHOOガタゴト」を取り上げます。そういえば、細野にリスペクトを送るマック・デマルコの新作『Here Come The Cowboy』に「Choo Choo」なんていうスワンプっぽい曲が入っていましたね。もうお聴きになりました?

『Hosono House』は曲も良いしキャラメル・ママの演奏もとっても素晴らしい。あまりこういう言い方をすると良くないのかもしれませんが、どこを取っても「音楽的」と言ってしまいたくなる作品です。さて、今回取り上げる「CHOO-CHOOガタゴト」ですが、特に林立夫の端正かつ躍動感のあるドラムがなんともクールではありませんか。一寸ハネてるバスドラム。あれはいいね。

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