『イマジン』誕生秘話、ジョン・レノンとオノ・ヨーコ新作ドキュメンタリー予告編公開

ジョン・レノンとオノ・ヨーコの新作ドキュメンタリー『アバーヴ・アス・オンリー・スカイ』の予告編が公開された

アルバム『イマジン』制作にまつわるジョン・レノンとオノ・ヨーコの関係が映し出された、新作ドキュメンタリー『アバーヴ・アス・オンリー・スカイ』予告編が公開された。

昨年のリイシュー盤ボックスセット『ジョン・レノン/イマジン:アルティメイト・コレクション』に続いて、新しいドキュメンタリー作品が発売を控えている。アルバム『イマジン』制作前から制作に至るまでのジョン・レノンとオノ・ヨーコの関係が検証される新作ドキュメンタリー『アバーヴ・アス・オンリー・スカイ』には、オノ・ヨーコ、ジュリアン・レノン、『イマジン』に参加したミュージシャンたちの新たなインタビューも収録されている。

このドキュメンタリーの予告編では、『イマジン』のレコーディングを行った私有地で過ごす二人の姿を映し出している。また、参加ミュージシャンや関係者は、二人とともに過ごした時間、レコーディング時の作業方法、レノンの隣りに座って歌詞を作るオノの様子などを詳細に語る。発売は9月13日で、DVDとブルーレイの他にデジタル版もリリースされる予定だ。

オノはコメントで、「ロック・ポップ曲が受ける。人々の心に響くのだ。それほど響く音楽はこれ以外にない。その結果が『イマジン』だった。人々が理解しやすい口調で語りかけていると、私たち二人も認識していた。事実、楽曲『イマジン』が生まれて、世界中で発売されたことは魔法のようだった。その魔法をみなさんも感じることを願っている。大局的見地から考えると、この曲を生み出すためにジョンと私が出会った、と私は思う」と述べている。

1996年のドキュメンタリー作品『The Battle Over Citizen Kane(原題)』でアカデミー賞にノミネートされた映画製作者のマイケル・エプスタインが、今作『ジョン・レノン&オノ・ヨーコ〜』の監督を務めた。レコーディング風景以外にも、二人のアート、活動、政治思想を深く掘り下げる一方で、二人それぞれの幼少時代を検証し、彼らの映画作品『イマジン/ジョン・レノン』とオノ・ヨーコのアルバム『フライ』の背景を描き、未公開の録音作品を紹介している。さらに、写真家デヴィッド・ベイリー、キュレーターのジョン・ダンバー(二人が出会ったオノのアートショーを企画した張本人)、二人の隣人、英国ティトゥンハーストパークにあった二人の自宅に録音スタジオを作る手伝いをしたスタジオ・デザイナーなどのインタビューも収録。





Translated by Miki Nakayama

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