咲良菜緒、ラムシュタインのライブで「心」を燃やしたいと願う

TEAM SHACHIの咲良菜緒(Photo by Takuro Ueno)

この連載をきっかけにTEAM SHACHIのライブに来る人が増えているというほど、一部で話題になっているらしい「咲良菜緒の目かくしストリーミング」。3回目となる今回は、彼女が過去イチで興奮することになるバンドがついに登場。「海外までライブを観に行きたい」と言わしめるほど彼女の心を掴んだバンドとは一体……?

―この夏限定のバンドということで、TEAM SHACHIに日高央さん(Gt.)、TOTALFATのBuntaさん(Dr.)、そしてベーシストが加入するそうですね。この狙いは?

改名して初の夏フェスシーズンっていうのと、ロッキンに関しては5回目の出演になるので変化をつけたかったんです。あとは、今回日高さんに楽曲提供をしていただいたので、曲のよさをもっと出すために生の音がほしい、よりロックにいこうっていうことでこうなりました。

―完全に大所帯のロックバンドになりますね。

そうですね。改名してからはブラスの音が前面に出てたんですけど、そこにギター、ベース、ドラムが加わるので、知らない人が見たら3組がコラボしてるように見えるかも(笑)。全部で13人いるんですよ。

―それをひとつのグループとして見せるようにするのは大変そうですね。それこそ、3つバラバラに見えたらよくないわけだし。

MV撮影が全員で初めてのお仕事だったんですけど、そこでけっこう仲良しになりました。日高さんはレジェンドすぎて「うわぁ……!」ってなりましたけど(笑)。

―TEAM SHACHIの皆さんにとって、日高さんってどういう存在なんですか?

私たちは世代じゃないんですけど、もちろんBEAT CRUSADERSの存在は知ってるし、曲も聴いたことあります。こないだ、30代の女性に「今度、日高さんと一緒にやるんです」って話したら、「私の青春だぁ~!」って大興奮してたので、ほかにもそういう方がフェスに来ると思うと楽しみだし、私たちだけでは呼べないお客さんも来てくれるんじゃないかと思います。

―日高さんが書いたシングル「Rock Away」はパンクソングです。

めっちゃパンクです。聴いててハッピーになる。楽しいメロディで何も考えずに「やっほーい!」ってなれる感じなので、フェス向きの曲だと思います。歌詞は「ボニーとクライド」をモチーフにしてるので過激なところもあるんですけど、メロディがポップだし、私たちの声が高いので、明るくて楽しい感じになってます。



―でも、菜緒さんはパンクを通ってないですよね?

一番通ってこなかったジャンルと言っても過言ではないです(笑)。日高さんには言えないけど(笑)。最初、パンクはわかんなかったんですよね。他のジャンルは、「ここがウケてるんだろうな」っていうのが聴いてわかるんですけど、パンクは本当に全然わからなく(笑)。でも最近、パンクはストレートでひねくれてなくて、ひたすら熱くてスピード感がある感じがいいんだなって気づきました。そのあとにこの楽曲を録ったのでよかったです。気づかないままだったらまずかったです(笑)。

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