咲良菜緒、ラムシュタインのライブで「心」を燃やしたいと願う

重たくてねちょねちょしてて……ドブっぽい感じ(笑)

―その後、インダストリアル・ロックは掘りましたか?

掘ったっていうか、関連曲を聴いてました。で、いいなって思って調べるとだいたい「インダストリアル」って書いてあるんですよ。だから、(前回の見立てが)本当に怖くて(笑)。「なんでそんなに当たってるの!?」って。

―あはは! それはよかった。じゃあ、今回もいってみましょうか!

でも、どうせわかんないもん。

―いや、これはわかるはず。

あ、本当に? でも、なんの情報もないとなかなか思い出せないんだよなあ……。

編集部からのお題 その1
KORN  /  You’ll Never Find Me


―この曲自体は新曲なのでわからないと思いますけど、バンドは知ってるはずです。

(歌が始まって)私、この人、めっちゃ聴いてる気がしますよ……コーンですか……?

―おー! すごい!

当たった! 不安になってたもん、「コーンで大丈夫?」って。

―ハズれたら恥ずかしいですもんね。にもかかわらず答えられたのはすごいですよ。どこでわかりましたか?

声の震え具合と、チロチロ鳴ってるギターと、重さですね。でも、コーンって曲によって重さが違うからちょっと不安でした。

―昔の曲ならどこかで聴いた記憶が残ってることもあるかもしれないけど、新曲のサウンドから当てることができたのはすごいですね。

(手を叩きながら)やったー。

―彼らの音楽はどうですか?

最初、ワーナーの仲良しのスタッフさんにスリップノットとコーンを教えてもらったときはよさがわからなかったんですよ。スリップノットのほうが聴きやすかったし。でも、今は好きです。この、重たくてねちょねちょしてて……ドブっぽい感じ(笑)。

―わかりますわかります(笑)。

わかります?(笑)水が全然流れてなくて、汚いところにしか生息しない生き物しかいない感じ(笑)。スリップノットはもっと流れるし、ワンチャン、魚が飛んできてもよさそうなんですけど、コーンは魚が住めない(笑)。

―見たことない生き物が住んでそうですよね。

うん、「そこから手が生えてたらダメだよ」みたいな(笑)。

編集部からのお題 その2
DEFTONES  /  DIAMOND EYES


―これはわからないかもしれないです。念のためにヒントを出すと、コーンとつるんで活動していたバンドです。

すごく聴きやすい声ですね。聴いたことあるかなあ?

―バンド名はもしかしたら聞いたことあるかもしれない。こういう曲はどうですか?

好きです。なんか、中間をいく感じ? 突き抜けすぎず、低すぎず。普通はサビでバーン!っていく曲が多いじゃないですか。だけど、この人たちはずっと真ん中あたりをいく感じだから、それが心地良いのかも。テンションがあまり変わらないのが落ち着くし、疲れない。これ、誰ですか?

―デフトーンズです。

そうなんだ! 聴いてこなかったかもしれない。こんなにキレイな声なんですね。


Photo by Takuro Ueno

―とてもいいバンドなんですよ。90年代から活躍していて、コーンとかリンプ・ビズキットと近いところで活動していて、その後、徐々にこういう音楽性になっていったって感じですね。

力み過ぎず歌ってるから、そういう力の抜け方が色気につながってるのかな。

―もしかしたら菜緒さんはデフトーンズが合うかもしれないですね。最近、コーンのボーカルがインタビューで、「コーンとデフトーンズとリンプが90年代のロックシーンを守ってた」っていう発言をしてました。

カッコいい!

編集部からのお題 その3
Marilyn Manson  /  The Beautiful People


―では、続いていきましょう。

(曲が始まって1秒で)あ、マンソン(笑)。昨日聴いてた気がする(笑)。

―そういえば聴いてもらってなかったなと思って持ってきました。

あ、そうでしたっけ? 安定の、ですよね。気持ち悪い(笑)。。

―うん、「ねちょねちょ」と言えばこれじゃんっていう。

そうそうそう。MV観たときは本当に衝撃で。「うぇ~!」って。最高にイケてました。

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