『アベンジャーズ/エンドゲーム』が『アバター』を抜き世界興行収入トップに

『アベンジャーズ/エンドゲーム』が『アバター』の世界興行収入記録を破り、トップの座に躍り出た。 ©Walt Disney Co./courtesy Everett / Everett Collection

マーベルの大人気スーパーヒーロー映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』が、27億8800万ドル(およそ3千億円)という世界興行収入を記録した。10年弱にわたって首位に君臨し続けたジェームズ・キャメロン監督のSF超大作『アバター』の記録を破り、世界興行収入トップとなった。

米カリフォルニア州サンディエゴで開催された「コミコン・インターナショナル」にて、マーベル・スタジオは壮大な「フェーズ4」の発表に加え、『アベンジャーズ/エンドゲーム』が『アバター』の世界興行収入記録を破り、歴史上もっとも高い興行収入を得た作品となったことを公表した。

2009年公開のジェームズ・キャメロン監督のSF超大作は、10年近くにわたって世界興行収入27億8800万ドル(およそ3千億円)という記録を守り続けてきた。映画情報サイト、ボックスオフィスモジョの算定によると、27億8300万ドル(およそ3千億円)という世界興行収入とともに7月19日の週末を迎えた『アベンジャーズ/エンドゲーム』は、サンディエゴのコミコンでマーベル・スタジオの代表者がステージに立つ頃には、正式に『アバター』の記録を抜いたのだ。

「マーベル・スタジオとウォルト・ディズニー・スタジオのチームメンバーを心から讃えるとともに、『アベンジャーズ/エンドゲーム』に偉大な記録を達成させてくれた、世界中のファンにお礼申し上げます」とウォルト・ディズニー・スタジオのチェアマンのひとりであり、チーフ・クリエイティブ・オフィサーでもあるアラン・ホルンはコメントを発表した。

「約10年という時を経ても、ジェームズ・キャメロン監督の『アバター』の衝撃はいまでもその力強さを失っていません。才能豊かな映画製作者たちの可能性は無限であり、マーベル・シネマティック・ユニバースとパンドラの今後の発展を心から期待しています。」

いまでは、キャメロン監督が世界興行収入ランキングにおいて『アバター』と『タイタニック』で2位と3位を占める結果となった。その一方、世界興行収入20億4800万ドルの(およそ2千200億円)『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は5位についている。ディズニーの『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』は4位だが、アメリカ国内の興行収入ランキングではいまだにトップだ。ボックスオフィスモジョによると、歴代世界興行収入ランキングトップ30に入っている2000年以前の映画は『タイタニック』のみとなった。

Translated by Shoko Natori

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