ソニーの音楽事業・音楽出版子会社が合併

ソニーの古参アーティスト、ジャスティン・ティンバーレイク(Photo by Rolf Klatt/Shutterstock)

ワーナーやユニバーサルの経営体制にならい、ソニーも音楽出版と音楽事業を再編成。

三大メジャーレーベルの他の2社の経営体制にならい、ソニーミュージック・エンタテインメント(SME)およびソニー/ATV――それぞれソニーの音楽事業と音楽出版事業を展開する子会社――が来月から新会社に統合されることになった。ローリングストーン誌では、現地時間17日にソニー社内で配布された内部メモを入手。この中でソニー株式会社の吉田憲一郎CEOは社員に向け、2つの子会社が今後「ソニーミュージック・グループ」に統合され、SMEの現会長、ロブ・ストリンガー氏が指揮を執ることを伝えた。

SMEジャパンは現状のまま独立会社として継続するが、ソニーミュージック・エンタテインメントとソニー/ATVミュージックパブリッシングはいずれもストリンガー氏の統括課に置かれる。同氏はSMEおよび新会社のトップを兼任する。今回の組織再編により、ソニーが抱える各レーベルと所属アーティスト――ビヨンセやジャスティン・ティンバーレイクといった大物や、トラヴィス・スコット、リル・ナズ・Xなどの若手まで――は今後ソニーの出版部門と「よりいっそう協力体制を深める」ことが可能となるが、今後も2社の業務は独立して運営されるという。

また、ソニーはこれで他のメジャーレーベルと同じ組織体制をとることとなった(ワーナーの音楽部門および出版部門はいずれもワーナー・ミュージック・グループ傘下に置かれ、ステファン・クーパーCEOが自ら指揮を執っている。一方ユニバーサル ミュージック パブリッシング グループとユニバーサル ミュージック グループ レコーディング株式会社は、会長兼CEOのルシアン・グランジ氏率いる会社に統括されている)。

「新会社の目的は、音楽業界のリーダーとしてのソニーの立ち位置をさらに強化・確立するとともに、我が社に新たな価値を生みだすことです」と吉田CEOは述べ、音楽ストリーミングサービスの恩恵で音楽ビジネスが急速に変わりつつある昨今、「業界のリーダーとしての地位を維持するには、ソニーはいまこそ積極的な措置をとるべきだと感じました」と強調した。以下、メモの全文を掲載する。

Translated by Akiko Kato

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