フルカワユタカの表現と考察「2005年前後にフェスにいた人たちをどう楽しませるのかが大事」

1人で曲を書く方法がやっと出来上がった

―『epoch』を聴いて、フルカワユタカはこれからだなという印象を受けました。この作品が“ホップ・ステップ・ジャンプ”の“ホップ”で、次の“ステップ”につながっていくのかなって。

ああ、そう言ってもらえるとうれしいですね。今回1人で曲を書く方法がやっと出来上がった感じがあって。言い方は悪いけど、「量産しろ」って言われたらできそうなぐらい、自分の工場の設備が整った感じがしてます。もちろん、下手な量産はするつもりはないですけどね。そういう意味では“ホップ”っていう表現は合ってると思います。でも、それと同時に、今回がこれまでの集大成みたいなものになった感覚もあるんですよ。まだ自分の中でどっちなのかわかってない。「ついにここまで来たな」っていう気持ちと、「これからだな」っていう気持ちと。もちろん「これからだ」って思いを強めたいですけど。

―作品が出来上がったばかりだからそういう気持ちになるのも無理はないですよ。だから、言い換えると今回は「やりきった」ってことなんでしょうね。

環境もいろいろ変わったんですよ。マネージャーが変わって、ツアーのドラマーも変えて。活動をちゃんと続けてると、偶然なのか必然なのかはわからないけど、そういう変化が重なるもんだなっていうのはありますね。

―自分では意識してないだろうけど、フルカワさんが変わったからこそ周りも変わるし、フルカワさん自身が今日話したような意識を持ち続けていれば、今後もポジティブにいろいろ変えていけるんじゃないかと思います。

そうですね!




<INFORMATION>


『epoch』
フルカワユタカ
NIW
発売中

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