KISSのポール・スタンレー、ロック史に残る珍言20選

Michael Putland/Getty Images

今年12月に「最後の来日ツアー」の詳細をアナウンスしたKISS。フロントマンを務めるポール・スタンレーは、ステージ上でロックンロール史に残る珍言・迷言を多く残していることでも知られている。来日ツアーを記念し、ロックな名言20選をお届けする。

KISSのギターヴォーカルを務めるポール・スタンレーは、画家や慈善家、ミュージカル作品のお目付役から作家に至るまで、様々な顔を持っている。また彼はステージ上で、ロックンロール史に残る珍発言を無数に残したことでも知られる。オーディエンスを煽り、爆笑を誘い、意味不明ながらも笑ってしまう発言の数々で、スタンレーは曲間さえもコンサートの見せ場にしてしまう。彼の珍発言をコンパイルしたブートレグ盤『People, Let Me Get This Off My Chest』に登場する傑作20点を紹介する。

1. 「君が舐めてくれたら、俺も舐めてやる」
Michael Putland/Getty Images

『People, Let Me Get This Off My Chest』において、「地獄の回想」の冒頭でポールはこう問いかけている。「ここにいる女の子の中で、舌プレイが好きなコはどれくらいいる?」客席から返ってくる大歓声を受け、彼は当然のごとくこう問いかける。「じゃあ野郎どもはどうだ?舐められるのが好きなやつはどれくらいいる?」男性ファンたちは負けじと大歓声を上げ、ポールはそれならとばかりに理にかなった提案をしてみせる。「君が舐めてくれたら、俺も舐めてやる」誰もが納得のディールだ。

2.「Glögg(ホットワイン)大好き」
Gregory Shamus/NHLI via Getty Images

ストックホルムでの公演中、オーディエンスの心をつかむ達人のスタンレーは、スウェーデンにおけるホリデーシーズンの定番ドリンクの名前を口にした。彼のNoo Yawk訛りの「ö」は、会場のボルテージを一気に高めた。

3. 「ファンが手だけじゃなく脚まで広げてくれるのは、アメリカ広しといえどもこの街だけだ」
Fin Costello/Redferns

ファンクラブKISS Armyの最古の駐屯地のひとつであり、バンドの名前を一気に轟かせた『地獄の狂獣 キッス・ライヴ』の舞台のひとつでもあるデトロイトは、KISStoryを語る上で絶対に外せない街だ。忠実なファンに敬意を示すべく、スタンレーは最高の褒め言葉を送った。

Translated by Masaaki Yoshida

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