ローリングストーン誌と8人の識者が選ぶ2019年上半期ベスト

左からビリー・アイリッシュ、リゾ、ヴァンパイア・ウィークエンドのエズラ・クーニグ(Photo by Shutterstock)

ローリングストーン誌が選ぶ、2019年上半期のベストアルバム50枚のリストを紹介。さらに日本版の独自企画として、SKY-HIや菅野結以などアーティスト・著名人と、Rolling Stone Japanレギュラー執筆陣の計8名に、2019年上半期のベストアルバム10枚、ベストソング5曲をそれぞれ選んでもらった。

配信サービスの普及もあり、めまぐるしいペースで話題作が届けられるようになったここ数年。アクセスが容易になった反面、どうやっても追いつけないレベルの情報量や、年初のリリース作が遠い昔の出来事に思えてきそうなスピード感もあり、いわゆる「年間ベスト」のようなスパンで振り返るだけでは、シーンの動きをフォローするのが困難になってきている。

そこでRolling Stone Japanでは、広く音楽に精通したアーティスト・著名人及びレギュラー執筆陣に呼びかけ、2019年の前半を総括してもらうことに。また、記事の最後ではローリングストーンUS版によるセレクトをプレイリスト付きで紹介。読者/リスナーのみなさまにとっての指針となれば幸いだ。

▪️Index
1.阿刀"DA"大志
2.黒田隆憲
3.柳樂光隆
4.長谷川町蔵
5.若林恵
6.渡辺志保
7.菅野結以
8.SKY-HI
9.ローリングストーンUS版の上半期ベスト



1.阿刀"DA"大志

1975年生まれ、東京都北区出身。アメリカ留学中にHi-STANDARDのメンバーと出会ったことをきっかけに、PIZZA OF DEATH RECORDSに入社。2011年に円満退社後、就職活動が上手くいかず、仕方なくフリーランスに。現在はBRAHMAN / OAU、フルカワユタカの宣伝を担当しつつ、Rolling Stone Japan、ナタリー、ヘドバン、PMCといった媒体で執筆業も。レギュラーで&MUSICの選曲も担当している。Twitter | Instagram
※Rolling Stone Japanでの執筆記事一覧


◎ベスト・アルバム

●ジャミーラ・ウッズ『Legacy! Legacy!』
●サカナクション『834.194』
●バロネス『Gold & Grey』
●Juice=Juice『微炭酸 / ポツリと / Good bye & Good luck!』
●アーク・エコー『You Won’t Believe What Happens Next!』
●ピープル・アンダー・ザ・ステアーズ『Sincerely, The P』
●ディス・ギフト・イズ・ア・カース『A Throne of Ash』
●PassCode『CLARITY』
●ブリング・ミー・ザ・ホライズン『amo』
●ブルー&オー・ノー『A Long Red Hot Los Angeles Summer Night』



◎ベスト・ソング

●Juice=Juice「Good bye & Good luck!」
●サム・ヘンショー「Church feat. EARTHGANG」
●私立恵比寿中学「曇天」
●バロネス「Seasons」
●Juice=Juice「25歳永遠説」





◎コメント

アルバム、シングルともに順不同。今年の上半期は好みの作品をやたらと見つけることができたので、選考はかなり悩みました。ステラ・ドネリー、ユア・オールド・ドルーグ、NAMBA69、クレイグ・フィン、アンジュルム、NOT WONK、Turncoat、ビリー・ウッズ&ケニー・シーガル、ラファウンダ、the day、花澤香菜辺りもよかったと思います。年間ベストの1位はTHA BLUE HERBになりそうな予感。上半期ベストライブはニューロシス@渋谷O-EAST、ひなフェス@幕張メッセ、JUICE=JUICE@日本武道館。上半期は素敵な仕事にたくさん恵まれたので、下半期はもう多くは望みません。

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