「パンク」史上最高のアルバム40選

左からビリー・ジョー・アームストロング(グリーン・デイ)、ラモーンズ、パティ・スミス(Photo by Ebet Roberts/Redferns/Getty, Ian Dickson/Redferns/Getty, Dick Barnatt/Redferns/Getty)



31位 ヤー・ヤー・ヤーズ『フィーヴァー・トゥ・テル』(2003年)


ザ・ラプチャーやライアーズを生んだ2000年代初頭のポストパンクのリバイバルにおいて、ヤー・ヤー・ヤーズは突出した存在だった。アートに傾倒したニューヨーク出身の若者3人組が生み出したデビューアルバムにおいて、ピンクのドレスに身を包んだ爆弾娘カレン・Oは圧倒的な存在感を放っている。灼熱に身悶えるチーターのごとく雄叫びを上げたかと思えば、パンク史上最高のスロージャムとも言われる「マップス」では、彼女はリスナーの心に鈍い痛みを与える。






30位 ソニック・ユース『Evol』(1986年)


3作目となる本作によって、ニューヨーク発のソニック・ユースは過去30年における最重要ノイズバンドとなる上での土台を確立した。アンプを徹底的に痛めつけるかのような「スターパワー」「エクスプレスウェイ・トゥ・ユア・スカル」は、ベーシストのキム・ゴードンが言うところの「煌びやかなアメリカン・ポップカルチャーの背後で揺らめく暗闇」を描き出している。





29位 ザ・リプレイスメンツ『Sorry Ma, Forgot to Take Out the Trash』(1981年)
リプレイスメンツ

アルコールと「力を持ったゴミ」への渇望についてがなり立てた吟遊詩人ポール・ウェスターバーグは、速さとラウドさといい加減さの全てにおいて、中西部の飲んだくれどもがニューヨークのジャンキーたちに引けを取らないことを証明してみせた。彼らをその他のバンドと隔てていた最大の要素は、「音楽なんて大嫌いだ! 音が多すぎる!」といった歌詞に見られるユーモアのセンスだ。




Translated by Masaaki Yoshida

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