「パンク」史上最高のアルバム40選

左からビリー・ジョー・アームストロング(グリーン・デイ)、ラモーンズ、パティ・スミス(Photo by Ebet Roberts/Redferns/Getty, Ian Dickson/Redferns/Getty, Dick Barnatt/Redferns/Getty)



34位 ジョイ・ディヴィジョン『アンノウン・プレジャーズ』(1979年)


ジョイ・ディヴィジョンほど疎外感の表現によって人々を惹きつけたパンクバンドは存在しない。イアン・カーティスの霧笛を思わせるバリトンボーカルと、氷原のように殺伐としたその音楽はゴス・パンクというジャンルを生み出した。それでもなお、彼の逼迫感に満ちた歌声と、バンドの金属質なサウンドには独自の美しさが備わっていた。本作のリリースから1年を待たずして、カーティスは自ら命を絶った。






33位 ザ・スリッツ『カット』(1979年)


「あたしらに払えるわけない!」というキャッチフレーズを含め、アナーキーかつユーモラスな「ショップリフティング」等で、ザ・スリッツはレゲエビートとパンクギターを融合させた。パティ・スミスの後継者たる彼女たちは、婉曲的かつ大胆にフェミニストとしてのパンクを定義してみせた。またイギリスの同胞ザ・レインコーツがそうであったように、彼女たちは女性のみのバンドを結成(それ自体がラディカルだった)するにとどまらず、パンクが男性のものであるという固定概念を覆した。






32位 ザ・ミスフィッツ『Walk Among US』(1982年)


グレン・ダンジグがニュージャージーの突然変異種たちと結成したザ・ミスフィッツは、「I tunred Into A Martian」等のアンセムによって、ハードコアシーンに求められていた皮肉という要素を持ち込んだ。ハードコアにおける定石となっていた政治思想を排し、ゾンビや色っぽい女性吸血鬼といったB級映画のテーマを高らかに歌い上げたデビュー作『Walk Among Us』は、ホラーパンク界に燦然と輝く金字塔となった。




Translated by Masaaki Yoshida

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