『COLD WAR あの歌、2つの心』の公開初日記念イベントに登壇したピーター・バラカン(Photo by Maciej Komorowski)
冷戦下のポーランドを舞台に、時代に翻弄される恋人たちの姿を美しいモノクロ映像と名歌で描き出したラブストーリー『COLD WAR あの歌、2つの心』が日本公開を迎えた。それを記念し、ポーランド人を父に持つピーター・バラカンがヒューマントラストシネマ有楽町で開催されたイベントに登壇。ポーランド映画とその音楽の魅力について語った。
第91回アカデミー賞では監督賞、撮影賞、外国語映画賞の3部門にノミネートされ、第71回カンヌ国際映画祭では監督賞に輝いたパヴェウ・パヴリコフスキ監督による『COLD WAR あの歌、2つの心』。本作をすでに3回鑑賞したというバラカンは、「回を重ねるごとにこれまで気づかなかった事に気づけた」と、余計な説明は一切排除し、余白を通して自分なりの想像や解釈も楽しめる本作の魅力を彼なりに堪能したことを伝えた。