豪研究者が発表、スマホのいじりすぎで小さな「角」が生える?

危険性に警鐘を鳴らす論文は他にも多数ある。(Photo by Edwin Remsburg/Getty Images)



論文の著書が、スマホの使用といわゆる「角」との関連性を証明していない点も指摘しておくべきだろう。彼らは2016年の論文の考察セクションで、関連性を示唆しているに過ぎないのだ。そういわれてみれば確かにワシントンポスト紙の記事は、テクノロジーが若者の健康に及ぼす悪影響を騒ぎ立てる類のものだった。この手のジャンルには、過度なスマホ使用による「スマホ姿勢」「性欲減退」の危険をやたらと煽る記事も含まれる。テクノロジー絡みのさまざまな脅威はクリック数を稼げるかもしれないが、裏付けがとれていないものがほとんどで、テクノロジー自体が健康被害を引き起こしているというよりは、むしろ人間のテクノロジーとの複雑な関係が原因なのだ。

とはいえ、ニューヨークを拠点に活動するカイロプラクター、スティーヴン・ショーシェイニー博士によると、いわゆる「スマホの角」は確かに問題ではあると言う。「現役のカイロプラクターとして言わせていただければ、大流行しています。レントゲンでもよく見ますよ」。博士の推測では、彼の患者の「40~50%が」このような角を持っているとみられる。博士いわく、とくに若者は成人よりも骨が軟らかいので、角の形成がよく見られるという。「10歳ぐらいの子供たちにこうした角が見られます」と博士。「とくに最近は増えていますね」 ショーシェイニー博士はスマホの過剰使用が元凶とまでは言わないものの、結果的に保護者に対して、子供の携帯利用時間を1日1~2時間に制限するよう勧めている。

自分の頭にいわゆる角が生えているかどうか知りたければ、調べるのは簡単だとショーシェイニー博士は言う。後頭部の付け根あたりに手を伸ばし、突起物があるかどうか触ってみればいい。だが実をいえば、仮に角があったとしても、VICEのITページMotherboardのキャロリン・ホスキンス記者も指摘しているように世界には頭の後ろの角よりも驚くべき出来事は山のようにある。姿勢が悪いことを気にするのであれば、2~3分スマホから離れてみるのもいいだろう。

Translated by Akiko Kato

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