米サイエントロジー教会、虐待および人身売買で訴えられる

訴状の中で実名が挙がっている人物の一人、サイエントロジー教会の指導者デビッド・ミスキャベッジ氏(Photo by Getty Images)



1952年、SF作家のL・ロン・ハバード氏が創設したサイエントロジー教会は、精神医学に反対の立場を表明したり、教会外部からの批判には裁判で徹底的に争うなど、論議を呼ぶ教義と修行で知られている。またトム・クルーズやジョン・トラボルタなど、多くのA級ハリウッドスターらと造詣が深いことでも有名だ。

サイエントロジー教会はずいぶん前から虐待疑惑をかけられてきた。元信者らが指導者から厳しい肉体労働や陰湿ないじめを受けたと主張しているが、MeToo運動時代に教会に対して説明責任を求めたのはこの訴訟が初めて。また今回を皮切りに、教会に対するさらなる訴訟が控えていると、原告弁護団の一人マーシー・ハミルトン氏はハフィントンポストに語った。

「まずカトリック教会の裁判を通して、次にMeToo時代の発展を通して我々が学んだことは、裁判で説明責任を求められた団体は必ず最後には過ちを正すよう強いられるということです」とハミルトン氏。「名乗り出て罪を認めるだけでは不十分です。彼らに法の裁きを受けさせなくては」

ローリングストーン誌に宛てた声明の中で、サイエントロジー教会は訴訟に関してこう述べている。「被告全員に関して、訴訟は根も葉もない主張以上の何ものでもありません……我々は訴訟が頓挫するだろうと確信しています。連邦裁判所はすでに、サイエントロジー教会の宗教組織としての活動が任意のものであり、憲法修正第1条で保護されていると判断しています。さらに言うなら、(原告は)入信中自由に出入りし、世界を旅して回り、快適な環境で生活していたことが証拠から明らかになるでしょう」

Translated by Akiko Kato

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