ライブは後半へ。「奇跡の男の登場!」と森友が呼び込むと、正式メンバーのベーシスト・上野がステージ上がった。2015年に、くも膜下出血で倒れて約3カ月もの間意識を失って生死をさまよったという上野。リハビリを経てライブ復帰した文字通り奇跡の男に、会場からはこの日一番の大きな拍手が沸き起こる。そんなムードから始まった「Happiness」は会場中が多幸感に包まれた。「SHAKE IT」「傷だらけを抱きしめて」と、クライマックスには森友、五味がステージサイドまで足を延ばして客席を煽る。「踊ろうぜ!」と呼びかけてから始まったストレートなロックチューン「My Life is My Way」では、五味のギターから人時のベース、上野のベースへそれぞれ掛け合いをしてソロを聴かせると、青木のドラムソロへとバトンが渡り、最後は再びヴォーカルに戻り締めくくられた。
アンコールでは、昨年リリースしたDVDシングル「Re:I」を披露。バックの映像には、石ノ森章太郎の作品「サイボーグ009」とコラボしたMVが流された。ツアーファイナルに集まってくれた観客への感謝を述べると、ラストに歌われたのは大ヒット曲「離したくはない」。客席では、ペンライトが左右に振られて、後半は会場一体となる大合唱となった。メンバー紹介から、森友がスマホを片手に客席を動画撮影するなど、エンディングらしい流れからステージを去ろうとする4人だったが、観客からはアンコールの声が止まず。「じゃあ、やろうか」と、再始動の際に4人が再会して一番最初にやった曲だという「いじけた視線を君に語るより 光をみたい」を五味のギターに合わせて森友が歌い、ライブは終了となった。終盤で「この旅は、ずっとずっと続けて行きたいと思ってる」と語った森友。9月からは、アコースティックライブを開催する予定であることも告知された。まだまだ、4人の旅は続きそうだ。
セットリスト
1. Only Lonely Crazy Heart
2. Bye For Now
3. じれったい愛
4. 悪魔の魅力
5. LOVE
6. わがままに抱き合えたなら
7. 京恋唄
8. Hold On My Beat
9. マリア ~Acoustic version~
10. あこがれていた大人になりたくて
11. 愛のために 愛の中で
12. Happiness
13. 刹那さを消せやしない
14. SHAKE IT
15. 傷だらけを抱きしめて
16. My Life is My Way
EN1. Re:I
EN2. 離したくはない
Wアンコール
いじけた視線を君に語るより 光をみたい
〈イベント情報〉T-BOLAN LIVE HEAVEN 2019 夏の終わりに「Love Songs」〜Acoustic Live Tour〜2019年9月5日(木)広島 BLUE LIVE HIROSHIMA
2019年9月6日(金)大阪 Zepp Namba
2019年9月16日(月・祝)東京 Zepp DiverCity
チケット
全席指定 10000円(税込)
※全会場シーティング・全席指定
※未就学児入場不可
※入場時ドリンク代 別途必要
チケット発売スケジュール等の詳細は、決まり次第オフィシャルホームページ他でお伝えします。