テイラー・スウィフトが新曲を発表 LGBTの権利を強く主張

「色彩はどんな人もハッピーな気分にする」と歌うスウィフトがLGBTの人々の権利保護にさらなる支持を表明。

テイラー・スウィフトが新曲「You Need to Calm Down」でLBGTプライド月間をセレブレイトした。「色彩はどんな人もハッピーな気分にする」と歌うスウィフトがLGBTの人々の権利保護にさらなる支持を表明。

テイラー・スウィフトがリリース予定の7枚目のアルバムから「Me!」に続くセカンドシングル「You Need to Calm Down」を公開し、米現地時間6月13日木曜日の朝には、ニューアルバム『ラヴァー』を8月23日にリリースすることも発表した。

新曲では、「Me!」のミュージックビデオの冒頭シーンでブレンドン・ユーリーが発する「You Need to Calm Down(落ち着けよ)」というフランス語のセリフがそのままタイトルに使われている。スウィフトは新曲で再びアンチや世界中のいやな連中に対し、どうして多くの時間をネガティブなことに費やすの? と問いかける。曲が進むにつれ、スウィフトはLGBTのメディアモニタリングを実施している非政府組織GLAADとLGBTコミュニティへの支持を掲げた(「ハッピーでいられるのにどうしてそんなことするの?」という、gladとGLAADをかけた歌詞にも注目)。
 
「少し頭を冷やして落ち着けばいいだけ/そして嫌なやつに向かって叫びたい気持ちを抑えるの/だって色彩はどんな人もハッピーな気分(gay)にするから」とスウィフトは歌う。

新曲のBメロでスウィフトは、パワフルな女性たちはどうしてみんな対立するのかしら? と問いかけながらも、パワーあふれる女性スターたちへの支持を表明。「インターネットのあなたは/自分とイケてる子たちと比べてばかり/でもやっとわかった/私たち全員の頭の上には王冠があることを」

スウィフトの「You Need to Calm Down」によるLGBT権利運動への多大なる貢献は、LGBTの人々への差別を禁止するテネシー州の「平等法」に対する歌手自らの支持表明に続くものだ。スウィフトは同州のラマー・アレクサンダー共和党上院議員に手紙をしたため、「平等法」の可決を支持するよう説得した。「平等法」が可決されると、様々な公共施設でLGBTの人々の権利が保護され、差別が禁止される。

米現地時間6月13日木曜日、スウィフトはInstagramのライブ配信を通じて『ラヴァー』の詳細を発表した。8月23日というリリース日のほかに、4種類のデラックス盤フィジカルメディア(CDなど)を発売することも明らかにしたのだ。正式なトラックリストは公表しなかったものの、ニューアルバムには18曲と、『1989』のデラックス盤のように、スウィフトの作曲とレコーディングセッション中のボイスメモが収録される予定だ。さらには、デザイナーのステラ・マッカートニーとのコラボレーションも発表。詳細はまだ未定だ。

Translated by Shoko Natori

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